「波乗り○かちゅ〜争奪戦!」――本文
  月日の経つのは早いもので、あの第1話から1年余り。新人も入ってきて、一層賑やかになりました。
時が流れ、全てが移り、かって流した涙も乾いて、全てが懐かしき思い出となっていくのも丁度この頃―
―――と、いう訳で、今回も泣く程苦労してもらいましょう!!\(x_x☆σ(vv;
  ちなみに、このシナリオは最高気温33.6℃の真夏日の午後に行われたので、雰囲気も充分出ていま
す(やや不安な所もありますが……)とにかく第2話スタート!!

ミィ    私、何で筆箱取りに行ったのに、サイコロ持って来てるんだろ?(一同爆笑)
チャッピー   「何で?」と言われてもなあ………何でだろ?
(本当に大丈夫なのだろうか……)

目次
第1章 まあ取りあえずは自己紹介
第2章 伝説の生物
第3章 出まかせも    そんな長くは続かない
第4章 真夏の海と    謎の○○○屋
第5章 南海の激闘(?)
第6章 海のおじさん、虚空に消ゆ
第7章 打ち砕かれた幻想
第8章 第4の魔女
第9章 決戦!    魚市場
以下小説部分
第10章巨大○かちゅ〜出現!
エピローグ

第1章――まあ取りあえずは自己紹介

GM    では、前回参加したみなさんは、年齢を1つ上げておいて下さい。あれから1年経ったので。そ
れから、ちょっと自己紹介をやって貰いましょうか、始める前に。では新入りの2人から。

フィオ    新入りのフィオです。よろしく。

ミィ    新入りは分かっているでしょうね(笑)

フィオ    えっ!?(ちょっと引いてる)

ミィ    最初は便所掃除から、草むしり、ボール拾い、……(一同笑)

チャッピー    ボール拾いと便所掃除が一緒に来るって……此処は何をしてる所や(笑)

トットリ    その親分のトットリと言います(一同笑)

フィオ    …………

ミィ    親分って言ってるよ(笑)
トットリ        砂柄の猫でございます。「ットリ」と発音するように(一同笑)「トッリ」と言っては
ならない。
GM    次は、サリーとキチ。お願いします。

キチ    キチでやんす。

サリー    サリーちゃんでーす♪

ミィ    あっ!前回と喋り方変わってる(一同笑)

チャッピー    前回なんだっけ?

ミィ   「ニャー」だったと思うな。

キチ    ニャーニャーニャー

ミィ   「やんす」になってる(笑)

サリー    兄貴な猫ですから(一同爆笑)

チャッピー    やな猫だな〜、また。

キチ    違うにゃ。べし(一同笑)

サリー    サリーちゃんでーす♪  飛べない魔法使いでーす♪(一同爆笑)

チャッピー    まだ飛べないの?

キチ    しけた魔法使い。

GM    一応、レベルアップはしてるんだけどね(笑) じゃあ次に行きましょう。

ミィ    ミィだにゃ(一同笑)

一同    何で「ニャー」やねん!

キチ    ニャーはニャーニャーニャー(意味不明)

ミィ   (チャッピーを指さして)下僕。

GM    その猫として、何か一言。

チャッピー    ………え〜、多少下僕(一同笑) 猫にしてチャッピー。

GM    という訳で、みんなお互いの事は何となく分かったと思います。

チャッピー    何日ですか?

GM    8月8日です。

チャッピー    いい感じですね。山が近づいてます。

サリー    修羅場だ(一同笑) 今後数日山あり谷あり。

第2章――伝説の生物

GM    という訳で、今日の夜には猫集会(猫の月例集会)があります。この会は猫だけの参加となって
いるので、魔女の人は待機しつつツッコミでも入れていて下さい。

サリー    行ってらっしゃ〜い。

キチ    にゃ〜にゃ〜

チャッピー    にゃ〜にゃ〜にゃ

キチ    にゃ〜

ミィ   (どさくさに紛れて)にゃ!

キチ&チャッピー    にゃ〜!


    ものすごく怪しいです……


GM    ちなみに、猫集会は宴会と同義です。

チャッピー    マタタビ何ちゃら、マタタビ何ちゃら、……

キチ    そ・そ・う、そ・そ・う、……

GM    この日は珍しく、ボスである「しまとら」から、何か話があるようです。「諸君、ある筋から…
…(一同笑)

チャッピー    ナワバリ争いか何かかな?

しまとら(GM)「……あの伝説の生物、○かちゅ〜が、この辺りに出没しているという情報が入った」

チャッピー    あ〜、所詮はネズミ……

しまとら(GM)「そこで、我々猫の名誉を守り、この街の猫集会の名を上げる為にも、これより『○か
ちゅ〜捕獲ネットワーク』を創設する!此処を本部として24時間体制で情報交換、物資の支給を行い、
生け捕りにした者には伝説のマタタビ酒『猫柳』を授けよう」

チャッピー    いい感じ(笑) いい感じで〜す(笑)

GM    という話が入った訳です。

トットリ    打倒赤カブトですね。

チャッピー    いやいや、所詮ネズミですから。

GM    そんなにでかくないって(笑)

キチ    光り……

チャッピー    光ろうが、電気出そうが、所詮はネズミですから。

トットリ    あの〜……体長100mくらいだったら、どうします?(一同笑)

GM    それは見てみないとねえ(笑)

トットリ    東京タワーを壊してたように見えたんですけど(一同笑)

チャッピー    それは気のせいです(笑)

    この発言、ひいてはこのシナリオは、先日誰かが描いた絵が元になっています。目の部分だけ隠した某
キャラクターが、目から怪光線を発しつつ、片手に折れた東京タワーを持ってビルの上に立って「かち
ゅ〜」と叫んでいる光景を描いたもので、さすがに一般には殆ど公開されませんでした。
キチ    いつか、そういう奴が出てくる訳ですね。
チャッピー  ちゅ〜です。所詮ちゅ〜です。
GM    だったらいいけどね……
チャッピー    わん! とか言われたら困るもんがあるけど(一同笑)


GM    という訳で、朝になりました。

キチ    同じトラジマとして……

チャッピー    トラジマなんだっけ?

キチ    ○かちゅ〜もトラジマです。

トットリ    親分は何でした?「しまとら」?

GM   「しまとら」。で、そのまんまの柄(笑)

チャッピー    外見は?

GM     でかいです。

トットリ    砂柄。砂漠迷彩とでも呼んで下さい(笑)

チャッピー    まあ、「トットリ」だからね(笑)

GM    猫の皆さん、ここからは好きなようにして下さい。

チャッピー    う〜ん……猫の名の下で行う情報収集って何だろう……

サリー    何処に現れたのかな?

チャッピー    そうだね。

GM   「海岸に現れた」という目撃情報がいくつか入ってる。

チャッピー    おおっ! ネズミのくせに……

フィオ    怪談ばなし……(意味不明)

チャッピー    え!?………まあ、いいや(笑)

サリー    ナワバリなんだ。

トットリ    先輩方、よろしゅうお願いします。

チャッピー    よろしゅう……(笑) まずは情報収集に。そこら辺の猫相手に。

GM    猫の情報はネットワークに統括されているから。でも、目撃情報のみ。

トットリ    どのようなものが、何処で?

GM    海岸の、主に昼間に出現する。行動パターンは未だ不明。大きさはこの位(40〜50cm)ね。

トットリ    結構でかい。

チャッピー    というより、体長似たようなもんじゃないですか(笑)

トットリ    強敵ですよ、先輩。

チャッピー    にゃばいな。

キチ    強敵……

チャッピー    にゃまいきな(一同笑) ちゅ〜のくせに、にゃまいきな。

サリー    体長なんだ、体高じゃなくて。

GM    高さだよ。

サリー    大きいな〜

トットリ    二足歩行ですか?

GM    よく分かってるね(笑)

チャッピー    え〜!?

しまとら(GM)「これは、我々が苦労した末に手に入れた情報なのだが……」

チャッピー    何か、捕獲アイテムがいるかな?

キチ    猫要らず。

チャッピー    それって、逆じゃないか?

キチ    ねずみが食べたくなるから、「猫要らず」。

チャッピー    それだ! そんで、当然、かごと棒切れとひもを持って、しげみの近くで(笑) 餌にはチ
ーズを入れる。(←古典的わなですね)

トットリ    でも、そのチーズに穴が開いていたら、その時は猫は大抵失敗します(一同笑)

チャッピー    穴が開いていないと駄目なんじゃないか?

トットリ    あれは猫が食べてしまいます。スライスチーズで。

チャッピー    スライスチーズっていうのも何だな……

トットリ    アメリカにはスライスチーズはありませんから失敗しません。あと、○○を連れて行っては
いけません。

チャッピー    当然です。あんな、枕をふかふかにするような猫は駄目です(笑)

トットリ    さすが先輩。知識が深い(笑)


  知らない人は、あまり気にしなくてもいいです。


チャッピー    全然実を結ぶ会話じゃないんですが(笑) めちゃめちゃ不毛な会話なんですが(笑)

第3章――出まかせも    そんな長くは続かない

キチ    取りあえず、お互いの魔女さんに相談するという事で……

チャッピー    そうですな。

キチ    ニャー。

チャッピー    ニャーニャーニャー。以上、終わった(一同爆笑)

ミィ    は?(←直前まで退室していた)

一同   「何かな、キチちゃん」「仕事が出来ました」「倒せ○かちゅ〜(笑)」「おおっ!」「倒すのは
君だ!」「はあ……」「ネズミは嫌い(笑)」「何か、訳分からない」

チャッピー   「○かちゅ〜を捕まえれば伝説のマタタビ酒が手に入るという………手伝ってくれたらいい
な………手伝え」(一同笑)

サリー    つまり、ネズミを退治しろと?

キチ    それは街中に病原菌「○かちゅ〜」を……○か菌、正式名称「○かちゅ〜菌」を……(←嘘ばっか
り)

サリー    それをばらまくと。

ミィ    ばらまくのを退治しなければならないと。

サリー    私達だけ遠くに逃げるというのは……

キチ    ホーミング機能が付いているんですよ(一同爆笑)

サリー    いや〜っ!

チャッピー    名前を知った者は、捕まえないと逃げられない(笑)

ミィ    逃げられない(笑)

チャッピー    名前を教えられた時点で、俺達にはめられてんねん(笑)

サリー    なんてことするの〜(泣)

トットリ    1週間以内に10人に教えないと……(一同爆笑)

サリー    まさにネズミ(笑)

ミィ    状況は、変なネズミがいて、そいつがいっぱいいるんですね。

チャッピー    いや、1匹じゃないかなあ……

ミィ    病原菌を撒き散らしているんですか?

トットリ    二足歩行だそうです。

チャッピー    体長4、50cm

ミィ    ネスミなの?(一同笑)

トットリ    トラジマだそうです。

キチ    等身大の○かちゅ〜です(一同笑)

ミィ    病原菌をばらまいていると? 保健所に行きましょう。

サリー    ですね。

チャッピー    取りあえず、捕まえると、マタタビ酒が貰えて猫嬉しいな(笑)

ミィ    私達に得は何か……

チャッピー    猫まっしぐら(笑)

キチ    だから、名目としては捕まえなきゃ、やばい。

チャッピー    君の場合は「自己の安全」だって(笑)

ミィ    それは、ちょっと退治しなければ。殺したら病原菌も無くなるんですか?

トットリ    殺してはいけない。生け捕りという条件です。

ミィ    それって、悪用されるんじゃないの?

トットリ    今までに感染した人々の為に、血清を作る必要があるんです(笑)

フィオ    あ、なるほど。

ミィ    誰から聞いたの? これって。

チャッピー    ある筋です。

トットリ    親分から。

ミィ    それって、悪の組織なんじゃないですか?(一同爆笑)

ミィ    だから、怪しい生物を作っていて、逃げ出したから、仕方がないから捕まえてくれっていう……

サリー    あ〜。

チャッピー    う〜ん……(←さすがに苦しくなってきたかな?)

ミィ    ショッカーか何かが裏でやってるんじゃないの?

サリー    そっちの方を視野に入れてみましょうか。

ミィ    そっちの方がいいよ、多分。

サリー    そうですね。

ミィ    元を断たないと、第2の○かちゅ〜、第3の○かちゅ〜が現れるから……

サリー    そうだ、そうだ。

キチ    病原菌はありません……(一同爆笑)(←さすがに無理を悟ったようですね)

サリー    あ、嘘つき。

チャッピー    思いっきり嘘です。何の危険もありません(笑) 単に珍しいっちゅうだけです(笑)

キチ    あなた方には何のメリットもございません(一同笑)

チャッピー    え〜、言うなれば、ツチノコが見つかったみたいなものです(笑)

キチ    我々3匹は、マタタビ酒の報酬が欲しい訳です(笑)

チャッピー    すいません(笑) ど〜もすいません(笑)

キチ    ちょっと無理がありました(笑)

チャッピー    ちゅうか、収拾がつかなくなりそうで、かなりやばそうです(笑) えろうすんまへん。

ミィ    でも、売り飛ばせば高くつくんでしょ?(←また、えらく邪悪な事を……)

チャッピー    いやいやいやいや………マタタビ酒(笑)

ミィ    だから、売り飛ばして、その金でマタタビ酒を買った方が得でしょ。

キチ    マタタビ酒に浸ける(笑)

チャッピー    え〜?

キチ    浸けるといいかもしれない。

ミィ    ま、捕まえてから考えよう。

サリー    依頼主は誰なんです?

チャッピー    Ourボス。

サリー    じゃあ、見学に海岸に行きましょう。

第4章――真夏の海と    謎の○○○屋

GM    では、これが海岸のマップです。

サリー    また、えらくアバウトな……


  マップには、「ネットワーク本部」、「謎の人込みA・B」、「海沿いの人込み」が書かれています。


ミィ    でも、こんなに人がいたら、見つかっていてもおかしくないですよ。そんなでっかい生物。

サリー    これだけ人がいながら、そんなに目撃情報って少ないのですか?

GM    この世界の事だから、そんな物がいた所で「当たり前」っていう意識があるんじゃないかな。

チャッピー    そりゃ、ネズミが歩いていたっていいさ。

ミィ    じゃあ、大して珍しくないんだから、捕まえても金にはならないんじゃないですか?

チャッピー    酒になるからいいんです(一同爆笑) Do you understand? でも珍しいそうですよ。

トットリ    伝説のマタタビ酒ですよ。

チャッピー    新種新種。

ミィ    新種だとして、他の人が気付かないくらいの新種なんだよ。

チャッピー    うん。

ミィ    という事は、売れないって事じゃない。

GM    さっき伝えた目撃情報は全部猫のものです。複数ありますが、そう多くはないです。

ミィ    本当に珍しいの? それって。


  ここでGMが行った説明を分かりやすく要約すると、○かちゅ〜は比較的ありふれた(まあ、この街の辺
りにはあまりいませんが)、ある生き物を姿形が殆ど同じなのです。故に、珍しくても周りは、それ程の存
在であるとは気付かなかったのです。


GM    だから、姿形は「知っている人は知っている」といった程度。

サリー    ここにピグミーマーモセット(手のひらに乗る、世界で1番小さい猿。昔はやったらしい)がい
るみたいに?

一同    え………

ミィ    私だけ分かった(笑)

サリー    じゃあ、ミーアキャット。

キチ    ああ、ミーアキャット。

チャッピー    わから〜ん!

サリー    分からない人は分からないけど、知っている人は知っている。なおかつ、日本にはいないという
……

GM    そんな感じかな。

サリー    見かけたら「あれ? 何で奴がこんなところに……」という感じなんだね。

トットリ    今の、全然分からない。

フィオ    何か、聞いた事はあるような……

トットリ    エリマキトカゲみたいな物ですか?

GM    まあ、そんな所だね。

キチ    人の中にも、知っている人はいそうだから。

ミィ    最初は目撃者探しでしょう。たらた〜♪(「太陽にほえろ」のテーマ)

一同    …………

ミィ    誰か……

キチ    フニャフニャフニャー

サリー    魔女と猫のテレパシーってありましたっけ?

GM    無いよ。会話できるだけ。魔法が成功すれば別だけど。

サリー    でも、猫からの呼びかけって……

ミィ    3kmも歩かずに、海まで飛びましょうよ。

GM    じゃあ、チャレンジしてみて。


  サリーは「速く飛ぶ」2レベル成功、ミィは「高く飛ぶ」で成功、フィオはファクターで普通に飛んで海
岸に到着します。


GM    サリーは目に見えない程のスピードで到着。

ミィ    びっくりしたあ。

トットリ    先輩方、さすがですね。速く飛べるなんて。

フィオ    さすがですね。

ミィ    いえ、私は高く飛んでます(笑)

トットリ    こいつは普通にしか飛べません。

チャッピー   「普通に」って、どれ?

GM   「ほうきで空を飛ぶちから」のファクター。これで成功しても普通に飛ぶだけで、「速く」とか「
高く」とかのオプションは一切付かない。

トットリ    さすがです、先輩方。

フィオ    さすが。

チャッピー    いや、まあね(笑)

トットリ    だって、先輩方ってはじめから飛べたんですよね!

ミィ    ほ〜っほっほっ。当たり前でしょ(一同笑)

チャッピー    たまたま運が良かっただけだにゃ。ちょっと運が良かっただけだにゃ。極めて偶然の要素が
強いだにゃ(一同爆笑)

サリー    空飛ぶなんて、魔女のたしなみよ(一同笑)

チャッピー    でかい事言ってるにゃ。後で絶対泣き見るにゃ(笑)

ミィ    猫の穴なんて、下賎の者のする事ですわ(笑)

トットリ    そうですよね。

サリー    魔女はただ飛ぶだけでは駄目ですよ(笑)

フィオ    はあ……

サリー    高く飛ぶとか速く飛ぶとか、そういう芸も使えなければなりませんのよ。


  ひたすら爆笑するGMであった。


ミィ    3手に分かれましょう。夕日の沈む方へ。

チャッピー    お箸を持つ方へ(一同笑)

キチ    じゃあ、可愛いね〜ちゃんのいる方へ(一同笑)

サリー    実は全員同じ方向だったりして(一同爆笑)

チャッピー    いい感じっすね(笑)

GM    謎の人込みA・Bと波打ち際があります。

トットリ    まあ、ね〜ちゃんがいるのは人込みでしょう。

キチ    どっちが綺麗……

サリー    猫のくせに、何で人間のね〜ちゃんを……

キチ    綺麗なね〜ちゃんには、可愛い子猫がよく似合う。

チャッピー    おおっ!

サリー    私がいるじゃない。

キチ    …………(一同笑)

サリー    猫ポイント使ってやんない!

チャッピー    世の中そんなに甘くはない。

キチ    綺麗な御主人にはかっこいい虎猫。

ミィ    まあね、ものは言いよう……

キチ    疲れた……(一同笑)

ミィ    AとB、どちらがいいですか?

キチ    A

ミィ    波打ち際!

GM    あ、前もって言っときますけど、猫は水に濡れるとMPが減っちゃうので注意して下さい。

チャッピー    なに〜っ!!

GM    だから、風呂とかが嫌いなんです。

チャッピー    なるほど。

ミィ    ほ〜らチャッピー、かけっこしよう(一同笑)

GM   (フィオに向かって)君は謎の人込みBね。じゃあ、まずAから処理しよう。

キチ    人込みの中には、何かありますか?

GM    よく見ると、人込みの中に何かあります。行列のようですね。

キチ    じゃあ、人込みをかき分けて「ニャー」と飛び込んでいきます。

GM    キチはともかく、サリーは大変そうだな。

サリー   「キチ、待って〜」と言いつつ、中央突破。

GM    まあ、それならいいか。その1番奥には、かき氷屋が見えます。

チャッピー    おおっ!

サリー    う〜ん。

チャッピー    かき氷でも欲しいのう、確かに。

GM    店の名前は「フロスティー」となっております。

ミィ    綺麗なね〜ちゃんが配っているとか。

サリー    プレイヤーもかき氷が欲しい(一同笑)

GM    君達はこれを見て、「ああ、これが噂の今流行っているかき氷屋か」と分かります。

サリー    怪しいシロップを使っているかき氷屋なんだ。

ミィ    香料が入っていないとか。

サリー   ドドメ色のとか。

キチ    大体、氷があるっているのが怪しい。

チャッピー  謎は全て解けた……謎って何だろう(笑)

トットリ    これは密室殺人です(一同笑)


  この辺の会話は、ちょっとスプラッタなので省略。かき氷が食べられなくなりますから(笑)


GM    冗談はともかく、どうしましょう?

キチ    かき氷買ってにゃ。

サリー    ……お金ないにゃ。

キチ    あるでしょうが。

サリー    値段がいくらか、見てみる。

GM    値段は入り口に書いてある。普通のものは2銅貨。トッピングを入れると更に3銅貨。そして、冷
たさの倍数が1つ上がる毎に更に2銅貨ずつ上がる。

チャッピー    冷たさの倍数って何だろう?

サリー    それでよく買っているな(←そんなに高くもないと思うけど……)

フィオ    私達って、お金持ってないんですか?

GM    今決めよう。2D振って。

フィオ    はっ!(ころっ)2……(一同爆笑)

GM    1銀貨(≒1000円)

チャッピー    致命的やな(笑)

フィオ    何ですかね……

キチ    人肌のかき氷(笑)

チャッピー    それ、かき氷とは言わない、多分。かき氷の形態していないよ、絶対。

サリー    冷たさ7以上にならないと凍らないとか(←それって、ただの詐欺だよ)

ミィ    それは魔法で固めているんでしょう。温かい氷とかがあるんだよ。

チャッピー    え〜っ!?

サリー    怪しいよ、あそこ。やめとこ。

キチ    わかった。後でみんなをハメちゃおう。

フィオ    え〜っ!?

キチ   「おいしいかき氷屋を発見した」とメモ。

サリー    それとも、シロップに何か薬を調合して入れとく?

キチ   「イチゴ」とか言って、生ぐさいものを……(一同笑)

サリー   「メロン」か言って、草をしぼって……(←それって、単なる営業妨害って言わない?)

キチ    まあ、いいや(一同爆笑)

GM    という事は、これで打ち切りなんでしょうか?

サリー    私達の使命って……

ミィ    聞き込みだよ!

サリー    聞き込みじゃない(笑)

チャッピー    かき氷に目を奪われた時点でやばいよね(笑)

サリー    かき氷を買った人にアンケート。「あなたは神を信じますか」(笑)

GM    う〜ん、なかなか鋭い所を突いてくれるねえ。正面には、入り口はあるけど出口はない。

サリー    え? 入っていく一方なんですか?

GM    だから、一方通行なんだよ。

サリー    何処から出ているんですか?

GM    裏口じゃないの?

ミィ    あ、お店があるわけね。屋台じゃなくて。

GM    うん。

チャッピー    俺も屋台だと思ってた。

キチ    入ってきた人は、全員ぐりぐりと、かき氷になって出てくる(一同笑)(←いくらなんでも、そん
な悪のかき氷屋は…………このGMなら出しかねないな(爆))

ミィ    だから、よく分からなかったんだよ。

サリー    人が出てくる所を探して、出てきた人にアンケート。

GM    では、裏の方から人が出てくる。

チャッピー&サリー   「あなた、○かちゅ〜を信じますか?」

海辺の人(GM)「○かちゅ〜か…………それって何だ?」

ミィ    まあ、知らない人もいると。

サリー    え〜、ここら辺で、大きなネズミ見ませんでした?

海辺の人(GM)「ネズミかあ……ネズミは見なかったな。変な奴ならいたが」

サリー   「変な奴って、どんなのですか?」

GM   「こうこうこういう奴だ」と言うけど、まさに聞いたとおりの○かちゅ〜の外見。

サリー   「それって、大きなネズミと言いませんか?」

海辺の人(GM)「あれって、ネズミだったのか!?」

サリー   「あれは勿論大型のネズミ。名前は○かちゅ〜、私の友達(笑)」

ミィ    あれはネズミって形容しないなら、何て形容すればいいんだろうね。最も近いものは何だろう? 
パンダ?

チャッピー    いや、ネズミなんだけど。

ミィ    でも、二足歩行している点で、普通の人にはネズミに見えないじゃない。だから、こんな事態にな
るんじゃないですか?

サリー    ラッコ。

ミィ    おお。

チャッピー    全然違うぞ。

キチ    ビーバー。

ミィ    あ、ビーバーか。

チャッピー    違うだろう!

ミィ    山ねずみのロッキーちゃん。

キチ    あらいぐま。

ミィ    ラスカル! でも、二足歩行しなきゃいけないから、カンガルーが1番近い。

キチ    あらいぐまも、ラッコも二足歩行しますよ。

ミィ    あ、そ〜だっけ。洗う時だけ……

サリー    ラッコは陸上がるんだ。

チャッピー    確かに、リスとかの方が近いかもしれないな。

サリー   「トムとジェリー」の中では、ネズミも二足歩行してますよ(笑)

チャッピー    あの世界、四足歩行はろくに出てこねえよ(笑)

サリー    じゃあ、やっぱりミーアキャット?

ミィ    ワラビー。

サリー    ワラビー?

チャッピー    ワラビー。

ミィ    ミーアキャットかワラビー辺りですね。そう訊こう。「トラジマのミーアキャットかワラビー」

サリー    ミーアキャットで分かるんだろうか? 非常に不安だ……(一同笑)

サリー   「ネズミにもミーアキャットにも見える、二足歩行の、これくらいの大きさの……」

チャッピー    というより、「二足歩行のネズミ」って訊きゃいいんじゃないかよ(一同爆笑) 外見はどう
転んだって所詮はネズミなんだから。「二足歩行のネズミ」って訊きなよ(一同笑) それが1番確実じゃな
いすか。それくらいの想像は出来る。

海辺の人(GM)「それなら、かき氷屋の裏手にいたなあ」

サリー    え!?

チャッピー    何か意外と近い所に答がきたぞ。

サリー   「つまり、ここら辺で見たんですね」

海辺の人(GM)「ああ、今でも向こうでかき氷食べてるかもな」

サリー    かき氷も食うんですか? という事は、彼等もお金を持っていると……それを奪えば、一応魔女
にもメリットはある!(←殆どヤクザの思考である)

GM    それはどうか知らんが……(一同笑)

チャッピー    そうそう(笑)

サリー   「チャンスよ! キチちゃん。○かちゅ〜が、かき氷を全部食べ終らない内にGO!」

キチ    ○かちゅ〜が、かき氷で「ツーン」となっている所を襲えばいいんだよ。

サリー    そうだ!

ミィ    何か解決しそうな雰囲気(笑) 倒せ○かちゅ〜! 早く捕まえろ(笑)

チャッピー    何か○かちゅ〜を捕まえるものがあるんだよね(笑)

ミィ    ああ(笑)

フィオ    怪しいなあ(笑)

チャッピー    弱らせて、それを使うと「ドン」と……(笑)

サリー   「ありがとう、おじさん」と言って、ここら辺を探す。

GM    そうすると、かき氷屋の裏口で、何人かの人が砂浜で固まっている傍らで、そいつがかき氷をしゃ
くしゃくと食べている。

サリー    OK♪

チャッピー    という事は、奪ってるって事か〜(一同笑)(←そんな訳ないでしょうが)

サリー    発見♪

ミィ    強そう(笑)

GM    あ、凍ってるんだよ。

チャッピー    凍らせて奪ってるって事か〜?

ミィ    冷凍光線だ〜!!

チャッピー    某キャラと若干行動が違うぞ、いいけど。

サリー    ちゃんと行儀よく並んで買った訳じゃないんだ(一同笑)

ミィ    退治だ退治。そういうのは……

キチ    かき氷を食えば冷凍光線。

ミィ    ああ。

サリー    でも、それ奪う前じゃないと。

チャッピー    やってまえ。

サリー    奪って、食って、冷凍光線(←自分を基準に考えるのはやめようね)

ミィ    捕まえちゃえ、捕まえちゃえ。

チャッピー    その前に解かせ(笑)

ミィ    魔法を使えるんだろ、君は。

サリー    そうだ(笑) でも今日の魔力は2。

キチ    よし、○かちゅ〜とおしゃべりしましょう、サリーちゃん。

サリー    でも、先制攻撃されたらやだもん。

ミィ    その場合は、氷を防ぐ魔法を何かかけとけばいいんだよ。

チャッピー    そう、冷凍光線は効かない。

キチ    夏の日にぽかぽかするような……

チャッピー    嫌な魔法だな〜(笑)

ミィ   《ホカロン》って魔法。冷凍光線かけてくれっていう……(一同笑)

サリー    キチちゃん、猫穴用意!って……人が見てる……(←《猫の穴》は人が見ていない所でないと使
えません)

GM    その時、カチカチになった人が、かき氷屋から担ぎ出されてきて「ゴロッ」と砂浜に転がされる。

ミィ    え!? という事は、やっぱり○かちゅ〜が犯人じゃないんだ……って、いつの間にか推理に参加し
てる(笑)

フィオ    まあ、そうですね。

チャッピー    という事は、やっぱり○かちゅ〜は買って食ってたのか(一同笑)

キチ    もしかして、これは「激辛カレー」ならぬ、「激冷たいかき氷」で、食ったら身も凍るような……
(←正解だよ)

チャッピー    絶対零度のかき氷。

キチ   「かき氷(冷たさ7)」とか言ったら、食った瞬間にカキカキカキ……

サリー    それ、作った人も死にそうですね(笑)

チャッピー    それは、かき氷のプロフェッショナルは大丈夫、「プロをなめんなよ」って話やねん(一同
笑)「素人が手出ししちゃ危ないぜ」ってなもんや。

サリー    どうしよう、キチちゃん。取りあえず、○かちゅ〜捕らえるのが私達の任務ですから。

キチ    ○かちゅ〜とおしゃべりしよう。

チャッピー   「最後まで食べたら100万円」とか(笑)

トットリ    凍らずに食べたら100万円(笑)

GM    そうこう言ってる内に、○かちゅ〜はかき氷を食べ終わります。

サリー   「もしもし、○かちゅ〜」

GM   「ぴか」と挨拶。

チャッピー   「ぴか」と言っちゃ駄目だ。

ミィ   「ひか」って言わなきゃ(笑)

GM    でも、こいつは「ぴか」って言うの!(一同笑)

チャッピー    なに〜っ、○かちゅ〜のパチモンか〜!?(笑)

フィオ   (爆笑)

ミィ    取りあえず、○かちゅ〜は、これからそうやって喋るように。

サリー   「ピカーピカピカピカ?」

GM   「理解不能」って顔だよ(一同笑)

サリー    通じないわ……

トットリ    魔法を使え。

GM    ○かちゅ〜と話す魔法は……難易度が3で、○かちゅ〜の魔法を信じる力は5、プラス今日の魔法
力。

サリー    10。

GM    それが現在の魔法成功率。

キチ    ○かちゅ〜は、あまり魔法を信じていない。

ミィ    自分の存在が魔法なくせに(笑)

チャッピー    それはまだ分からないよ。

GM    勝手にそう決めつけられても困るんですけど……

キチ    ○かちゅ〜自身の認識ですから。

チャッピー    そうそうそう。

サリー    3個借ります。

キチ    じゃあ、これだけ頂きます……(ころころころっ)(一同爆笑)

チャッピー    いい感じ、14(笑) 容赦ない猫やからな。

サリー    嫌な猫だ〜(泣)

チャッピー    倍くらい持っていくからね(笑)

サリー    16以下……(ころっ)(一同爆笑)

チャッピー    いい感じ、36(大失敗)です(笑)

GM    じゃあ、君は周りの普通の人の会話まで、全部「ぴか」って聞こえる(一同爆笑)

サリー   「ピカーピカピカピカ?」「ピカー!」「ピーカー」……ああ、キチちゃん、どうしたの!?

キチ   「ピーカー」(笑)

サリー    あなたの声が「ピカ」にしか聞こえない(一同笑)

キチ   「ピーカー」(笑)

チャッピー    いい感じです(笑)

フィオ    はあ……

キチ   「ピーカー」(笑)

      :
      :

ミィ    で、当の○かちゅ〜は何してるんですか?

GM    かき氷を食べ終えたから、何処へともなく歩いて行っちゃう(笑)

サリー    ついて行く。あ・る・こ〜♪ あ・る・こ〜♪

GM    砂浜の方に行って、おもむろに砂浜に突き立っているサーフボードを「スッ」と引き抜き……(一
同爆笑)

一同    おおっ!

チャッピー    お〜っ! 波乗り○かちゅ〜!!

GM    海へと繰り出して行きます(笑)

チャッピー    素晴らしい、波乗り○かちゅ〜(笑)

フィオ    かっこい〜☆

チャッピー     かっこいいな〜(笑)

キチ    ピカピカピカピカ。

チャッピー   「砂遊びかな〜」とかって思ってたんだけど……

サリー    取りあえず、………海岸でエールを。「GO!GO!」

GM    では、このパターンは終了です。という事で、謎の人込みBに行きましょう。

フィオ    は〜い。

トットリ    人込みの頭の上に乗ってみる。

GM    でも見えない。

トットリ    そこで飛ぶ。

GM    それじゃ、何か屋台らしきものがある。何かの行列のようだけど、つくのか、それともかき分けて
行くのかを決めてね。

トットリ    じゃあ、前の方の人の頭を跳ねて行く。

フィオ    私は行列かな。

GM    フィオは行列で待っていると。トットリだけが前に行くんだね。

トットリ    様子を見る。

GM    カレーの匂いが漂ってきます。

トットリ    カレー?

GM    そう。更に前の方に行くと、カレーの屋台があって、カウンターでは人間と同じ位のでっかさの赤
いドラゴンが、カレーを作って売っている。

フィオ    え〜っ!?

GM    それを「ぬっ」と差し出していたりする。

フィオ    怖い(笑)

トットリ    辛そう……

GM    ちなみに、店の名前は「プロミネンス」となっております(笑)

トットリ    ………戻ろう。

フィオ    状況を訊きますね。

トットリ   「ここは熱い。やめよう」

フィオ    え〜っ、調べないと……(笑)(←別に、カレーを調べにきた訳じゃないんだけど……)

トットリ    まあ、良かろう。

GM   (聞き込みは結局しないんだな……まあ、いいか)じゃあ、ここはひとまず置いとくよ。次行こう。

ミィ    砂浜……取りあえず走り回って○かちゅ〜を探せ! その間に、私は聞き込み。

GM    それでは、前の方から「あれ? あなた、確か………ミィだったっけ?」という声かかかります。

ミィ   「違います」(一同笑) 答える前に聞くけど、誰なの?

GM    感動の第1回に出てきた、先輩魔女のアリルさん。

ミィ    いたねえ、そんな人(笑) 水着なの? やっぱり。

GM    そうです。普段の服と同じ色の、ワインレッドの水着を着ています。

ミィ    もしかして……私達、灰白色のローブ着て歩いてるんですか?

チャッピー   「私達」じゃない、あなた。

GM    多分。

ミィ    暑い暑い。これって脱いだら駄目なんですか?

GM    これはユニホームみたいなものだけど、脱いだからといって、別にどうという事もない。

キチ    サリーちゃんはトラジマの水着を持ってるにゃ。

サリー    嫌な水着……

チャッピー    まだ私の方はましかな。黒猫じゃないし。

ミィ    じゃあ脱ぎます。「これはこれは、先輩ではございませんか」

アリル(GM)「あなた達も遊びに来たの?」

ミィ   「いえいえ、今日は任務でございまして……」

アリル(GM)「そうなんだ。私は単に夏のバカンスに来ているだけなんだけどね」

ミィ   「それはそれは良い御身分で」

チャッピー    めっちゃ皮肉(一同笑) ひでえ言い方。

ミィ   「ところで、私の為にひとつ魔法を振るって頂けませんか?」

アリル(GM)「何の魔法?」

ミィ   「《○かちゅ〜感知》という魔法を……」

チャッピー    取りあえず、普通に訊きなさいや。「知りませんか?」って(一同笑)

ミィ   「○かちゅ〜って知ってます?」

アリル(GM)「それなら良く知ってるわ」

チャッピー   「そこで泳いでるよ」とか(一同笑)

アリル(GM)「ほら、あそこで日光浴してるじゃない」(一同笑)

GM    遥か向こうの方に、サングラス掛けて椅子の上で日光浴している。

ミィ    かき氷は食ってないんですね。複数匹だ……キャラクターは知らないけど。取りあえず、「うわっ
! ○かちゅ〜!」

チャッピー    ひょっとして、メジャー?(一同笑)

ミィ   「先輩ありがとう! ちょっと捕まえなきゃいけないんで、また後でお礼には参りますから…………
よくってよ!」(一同爆笑)

チャッピー    何がやねん! 分からん、その最後の一言(笑)

ミィ    魔法で網を出して、それを○かちゅ〜の上に落とす。

GM   「何もない所から物を出す」という大技ですか……

ミィ    そう、大技(笑) 難易度だけ聞いとこう。

GM    ちょっと待ってね……

ミィ    やっぱり、「無から有」は難しいですか?

GM   《頭上注意》で物を出す事は出来るけど、その場合は全部壊れちゃうんだよ。出した物を使うとなる
と……難易度は2としときます。

ミィ    じゃあね、逆に足下の砂浜に穴を開けて落とすとか。

サリー    おおっ!

ミィ    もしくは、砂が渦を巻いて「ザーッ」と落とすとか。

GM    やや難しいので4としときます。そして地面の魔法を信じる力は12です。

チャッピー    素晴らしい(笑)

ミィ    いけ〜《○かちゅ〜の足下が蟻地獄》攻撃!

チャッピー    沈め〜。(猫の手は)いらないですか?

ミィ    いらないです。ファイヤー!(ころっ)

サリー    もらった〜

チャッピー    バッチグー! 沈め〜

GM    砂がぐるぐる回り始めるけど、椅子から「ぴょん」と脱出してしまう(一同笑)

ミィ    え?

チャッピー    まあ、おとなしくしているとは限らんわな。

ミィ    おのれ、よくぞかわしたな。

GM    脱出した○かちゅ〜は、やはり海へと繰り出していきます(一同笑)

第5章――南海の激闘(?)

ミィ    追う!

GM    追うって……海ですけど。

ミィ    「キャットファイト」かな……「高く飛ぶ」だと置いてっちゃう、「高く飛ぶ」だと水面に行けな
い……

GM    そうこうしている内に、どんどん離れていくけど。

ミィ    飛びます、飛びます……(ころころ……)1レベル成功です。ほうきに乗って追いかけます。

GM    かなり差が開いています。「速く飛ぶ」でやり直さない限り、とても追いつけないでしょう。

ミィ    おおっ!

チャッピー    そんな事あるか〜!! そんなアホな話があってたまるか〜!!

サリー    ボートちゃうんだから(笑)

GM    尻尾をスクリューの如く回しています(一同爆笑)

チャッピー    そんな馬鹿な〜!?

サリー   「波乗り」という概念そのものが違う〜

GM    波と同じ方向に高速で移動しなければ大波には乗れないのだ(←これは本当)その為の能力だよ。

サリー    波って、向こうからこっちに来てるんでしょ?

チャッピー    俺も……

サリー    それでも、速く飛ばなければ追いつけないと(一同笑)

GM    伝説の生物をなめちゃいけない(笑)

サリー    いや〜っ!

チャッピー    まあ………取りあえず、見失わないように……

ミィ    視界には入ってるんだよね。追いつけないけど。

GM    なんとか入ってるよ。

ミィ   「キャットファイト」で追いかける。

GM    よく見ると、波も○かちゅ〜を避けているようにみえる。

一同    おお……

ミィ    海の主(笑)

トットリ    海よ割れろ〜(一同笑)

チャッピー    え〜……何か《不幸招き》の1つでもやりたくなったな(笑)

サリー    ミィさんが飛んでいったのを見て、私も追いかけていいですか?

GM    許可します。

チャッピー    我々が追っているのは、同じ○かちゅ〜なんでしょうか?

GM   (そんなの、キャラクターは別々に見た事さえ知らないでしょ)そんな事し〜らない(笑)

サリー    海岸まで送って行ったんだから分かるでしょう。

チャッピー    こっちは知らないけど。

GM    サリーは「とうとう見えなくなったかな……」という時に、ミィが飛び立って行くのを見た。

サリー    という事は、やっぱり同じ物を見かけてると。

GM    さあ、どうかな。

チャッピー    違う物である確率の方が高いな。最初、砂浜でのんびりしてないと駄目ですから。

ミィ    グラサン掛けてないですか? そっちは?

GM   (うっ……)掛けてません。

サリー    ミィさんが追いかけているのは、私が見送ってる○かちゅ〜ではないんですね。

GM    だろうね。

ミィ   「何処へ行ったんだ、あいつ?」って感じだね。

サリー   「あれ? どうしたんだよう、ミィさん」

ミィ    何故かキャットファイト(笑)

GM    フィオも気付いた事にしていいよ。

トットリ   「ニャー! 2人が何か騒いでる〜!」

フィオ   「え〜、買いたかったのに……」(一同爆笑)(←本気で買いたかったのか……)

チャッピー    いい感じ(笑) こうでないとね(笑)

トットリ   「カレーなんて、また後でも食べられる〜!!」

フィオ   「じゃあ、行きましょうか」(笑)

キチ    海のカレーって、粉っぽくなってるか、具が溶けているかのどっちか(←実感がこもってますね(
笑))

サリー   「速く飛ぶ」1レベル成功!

GM    じゃあ、ミィと合流するね。

サリー   「ミィさん、どうしたの?」

ミィ   「あそこに、やっと○かちゅ〜を見つけたんだ」

キチ    ピーカーピーカー

サリー    見えますか?

GM    見えます。

サリー    サングラスは?

GM    後ろ姿なんだけど(笑)

ミィ   「あれ、サングラス掛けてるんだ」

サリー   「えっ!? 私が見たのは掛けてなかった」

ミィ    何匹捕まえろって言う話なんですかね?

チャッピー    珍しいって事だから。

サリー    1匹じゃないと珍しくないですけど……

チャッピー    1匹だけ捕まえて持ってきゃいいんだよ。

ミィ    1匹捕まえて持って行って、もう1匹は売ればいいんだよ(←また、そういう邪悪な事を……)

チャッピー    取りあえず、1匹捕まえよう。

キチ    ○かちゅ〜を1匹捕まえれば、あとは芋づる式(笑)


  全員「速く飛ぶ」で追跡を開始します。ミィはいきなり2レベル成功して一気に距離を詰め、サリーとフ
ィオも1レベル成功して徐々に追いあげます。
チャッピー    ちゅうか、○かちゅ〜速過ぎ(一同笑)


GM    では第2ラウンド。ミィは魔法を使ったりするのなら「キャットファイト」で成功する必要があり
ます。猫は上に乗っている状態で出来る事は出来ます。

ミィ   (ころころ……)

チャッピー    出るねえ、どうしたんだい? 今日は変だよ(笑)

ミィ    キャットファイト、1レベル成功です。《○かちゅ〜と話す魔法》を掛けます。

GM    じゃあ、さっきと同じ。

ミィ    1個下さい! 断腸の思い(←君は全然使ってないでしょうが。それとも、経験点1人占めでも狙っ
てるの?)

チャッピー    おいおい!「断腸の思い」とか言われてるぞ。

サリー    現在追跡中。

ミィ   (ころっ)成功しました。取りあえず「そこの車、止まりなさい」

チャッピー    車なんだ。

GM    それで止まる馬鹿はいないよ。当然「やだ」

ミィ   「止まらねば撃つぞ」

GM   (いきなり不意打ちしといてよく言うよ……)「むう……」うめき声。

トットリ    うめき声が「ひか」って聞こえるんだ(一同笑)

ミィ    続けて、「わかったら止まりなさい」

GM   (だけど、止まった所でロクな未来は待っていない)他の2人はもう一度「速く飛ぶ」でチャレンジ
してみて。

サリー   (ころころころ……)2レベル成功。

GM    では、○かちゅ〜を追い抜いてしまった(笑)

チャッピー    だよね。よく考えたら2、1と成功したね。

サリー   「さらば、○かちゅ〜」ひゅ〜っ……

トットリ    3個貸す。「速く飛ぶ」を持っていないから

ミィ    頼りになるのは私だけか……

フィオ    振りま〜す(ころころころっ)………「待ってくださ〜い……」

ミィ    あ、置いてかれた(一同笑)

チャッピー    置いてかれたんじゃないけどね(笑)

GM    では、次のラウンド。○かちゅ〜は急速反転します。離されたくなければ「キャットファイト」。

チャッピー    やるの?

ミィ    そりゃ、ついていかないと。これは「撃っていい」って事だよね。(←誰も、撃たれたくはないん
だけど……) 何か撃って。口から炎とか吐けないの?

チャッピー    そんな無茶な(笑) 尻尾から弓は飛ぶけど。

ミィ    それにしよう。

チャッピー    倒すんですか?

ミィ    近くに撃って威嚇。

チャッピー   《不幸招き》(笑)

ミィ    それは何ですか?

チャッピー    ○かちゅ〜の身に、小さな不幸が降りかかる(笑) ちっちゃな不幸、GO!

トットリ   《不幸招き》ですか?

チャッピー    その通り、なかなか渋い所よ。

GM   「ぴきっ」と尻尾が痙攣する(一同爆笑)

ミィ   つった、つった〜♪

サリー    やった〜♪ 止まった〜♪(←もはや単なるいじめっ子以外の何者でもない)

トットリ    これが「ちっちゃい不幸」なん? おっきな不幸や(笑)

GM    という訳で、これから2ラウンドは能動的な進路変更は不可能です。

サリー    さすが猫(笑)

ミィ   「キャットファイト」で反転します(ころころころころのころっ)ここまで来て……反転に失敗しま
した(笑)

GM    では、あらぬ方向に行って貰いましょう。さて、まだ追いついていない人がいたよね。

フィオ&トットリ   「みなさん待ってくださ〜い!」(一同笑)

ミィ    今度は君の方に向かってくるんだよ(笑)

チャッピー    そうそう。

GM    攻撃させて貰いましょう。目から怪光線!!(一同爆笑)

フィオ    え?……(一瞬、理解出来ない)

ミィ    サングラス掛けてるのに?

GM    外した(笑)

フィオ    どうしましょう……

チャッピー    出た(笑)「この顔を見ろ」ってやつか?

サリー    ウルトラマンのマスクみたい(笑)

トットリ    次は、勿論《猫の目にも涙》(涙を流させる)を○かちゅ〜に掛けるしかない(一同笑)

GM    乱反射して、より広範囲になったりして(笑)

トットリ    乱反射して自分に当たる(笑)

ミィ    まあ、とにかく頑張ってかわしてね(笑)

GM    という訳で、回避できたか「空中でのバランス」or「キャットファイト」でチャレンジ。

トットリ    貸そうか?

フィオ    う〜ん、背に腹はかえられないのかな……1個。

トットリ    2個じゃない?(一同笑)

キチ    拡張しまくってる(笑)

フィオ    2個(笑)

トットリ   (ころっ)7か……

フィオ    何としても出さないと……(ころころっ)あれ〜っ!?……

GM   (あ・た・れ♪ あ・た・れ♪……)(←嫌なGMである(笑))

フィオ   (さらにころころころのころっ)うわ〜〜

トットリ    ぴか〜っ!

GM    フィオとトットリは、怪光線の圧力によって完全にあさっての方向へ飛ばされて行きます(笑)

フィオ    うわ〜……

トットリ    フィオのばかやろ〜………(一同笑)

GM    なお、他の人には、2人が怪光線に巻き込まれて消滅したように見える。

サリー    見えませんよ(笑)

トットリ    みんな違う方向を向いてる(一同笑)

GM    じゃあ失踪したんだ(笑)


  生き残った2人は方向転換。そして次のラウンド。○かちゅ〜は惰性で砂浜に向かって移動を続けていま
す。


ミィ    発砲したな〜!

チャッピー    正当防衛だ〜! 先に魔法掛けたの俺達だけどね(一同笑)

ミィ   「それ以上抵抗すると本気で撃ちますよ」と一応言ってみる。

GM   「最初に撃ったのはそっち」

ミィ   「何もしてないよねえ」(笑)(←大嘘つき)

チャッピー    うん(笑)(←同罪)

GM    では次のラウンド。こっちはボードの上で180度方向転換。

ミィ    ボードが逆向きになってるぞ。それって。

GM    いいの(笑)

チャッピー    ボードで進んでる訳じゃないから(笑) 動力源が尻尾だし(笑)

ミィ    相手が抵抗しているので(←当たり前である)魔法を使いましょう。サーフボードをどうにかしな
いと。

サリー   「速く飛ぶ」GO!(ころころ……)1レベル成功。

GM    じゃあ、追いついた。

ミィ    会話はできます?

GM    できるよ。

ミィ   「取りあえず奴は抵抗した。強硬手段もあり!」

サリー    キャットファイトが無いの(笑)

フィオ    私達は……

GM    もう少し行方不明になってて頂戴。

フィオ    うわ〜……

サリー    猫さ〜ん……寝てる?(←なるほど。さっきから台詞が少なかった訳ですね(笑))

ミィ    あ、目が赤い(笑)

サリー    徹夜ですか?

キチ    ブラジルが勝ちました……(一同笑)(←言うまでも無く、98年W杯の事です)

(以後しばらく番組の話が続くので省略)

サリー    猫さん、なんとかなりませんか?

フィオ&トットリ    ゆくえふ〜めい〜♪ ゆくえふ〜めい〜♪……(一同笑)

トットリ   「行方不明戦略」ってやつですよ。

ミィ    あ〜、そうだね(笑)

トットリ    おいしい所に現れる(一同笑) ゲームが違う(笑)

ミィ   (チャッピーに向かって)次ね、成功したら飛びかかってくれない?

GM    失敗したら海に落ちるよ。

ミィ   「猫要らず飛行」するから。

チャッピー    水に塗れたくないんです。

ミィ    だから言ってるんだけど(一同笑)

チャッピー    だろうね(笑)《しっぽの弓》! 目標サーフボード!、ターゲットロックオン!、ファイヤ
ー!って、自動成功やっちゅうねん、猫魔法は(笑)

GM    サーフボードが弾け飛んだ。

サリー    回収しよう。

GM    海にはまるけど、まだ光を充填している。

ミィ    これで捕まえたも同然。

チャッピー    疲れたにゃ。充分働いたにゃ。

サリー    私が海岸まで行って網をとって来ましょうか。このまま浮遊していても意味が無いので、海岸ま
で速く飛んで行きます(ころころ……)

トットリ    早く発見して〜

サリー   「猫要らず飛行」で海岸へ行きます(一同笑)

チャッピー    それって、「めちゃくちゃバランス悪い」とか「遅い」とかくるんじゃないの?

トットリ   「ほうきで空を飛ぶちから」と一緒でしょう。

チャッピー    下手したら、それ以上に酷いかもしれない。

サリー    1レベル成功。

ミィ    網が来るまで、どうしようもないね。

チャッピー    魔法で捕らえればいいじゃん。

ミィ   《海の一角が、とりもちみたいに固まる魔法》

GM    難易度は3。海の魔法を信じる力は7。

ミィ    13……ここは確実に成功させなければならないような気もしないでもない(笑)

サリー    第2弾に網がありますよ。

ミィ    じゃあ13で行こう(一同笑)

GM    使わないんだね……

ミィ   (ころっ)やった、5×1。固めたぞ。

GM    とりもちの固まりは海に浮かんでいる。でも、まだ抵抗するぞ。エネルギー充填中(一同笑)

ミィ    固まっているから狙いは定められない。後ろに回ろう。

トットリ   《猫の目に涙》しといたらどうですか? 乱反射する。

チャッピー    危険そうな気がする。

GM    いい方向に作用するかどうか、謎なんだけど……

チャッピー    まあ、今回はいいでしょう。

第6章――海のおじさん、虚空に消ゆ

GM    サリーは海岸に着きました。

サリー    網を探す。

GM    網か……漁師さんとかなら持ってそうだけど……

サリー   「漁師さん、網を貸して頂けませんか?」

漁師(GM)「商売道具の網を貸してくれだと。何の為だ。」

サリー   「え〜、……仲間が危険な生き物に襲われてるんです」(←君達の方がはるかに危険だよ)

ミィ    確かに危険や(笑)

漁師(GM)「サメか?」

チャッピー    まあ、そんな所です(笑)

サリー   「サメ程危険ではないけど………危険度は未知数なんです」(一同笑)

漁師(GM)「そのような奴は、わしが一本釣りにしてやろう」

ミィ  おおっ! 助かった!

サリー    おおっ!

GM    そう言って、ボートを漕ぎ出す(笑)

ミィ    乗せて行ってもらえば?

GM    手漕ぎボートだから、飛んだ方が速い。

サリー    待っていてもいいような気もするんですけど。

ミィ    いいよ、もう。

サリー    道案内はしなきゃいけない。

GM    とりもちの効果時間も考えて欲しいね。

サリー   「速く飛ぶ」は無理だから、「猫要らず飛行」。

GM    はいはい。

チャッピー    普通には飛べんのか?

サリー    だって、私「速く飛ぶ」と「猫要らず飛行」が7、6ですから。(ころころ……)飛べなかった。
「おじさん、あっち!」

GM   「うむ、今行くぞおっ!」とか言いつつ、ボートを海に向かって押している(笑)

サリー   「がんばって〜」

GM   「うむ、まかせろ!」(一同笑)…………「いざ行かん、変な生物の元へ!」などと言いつつ、ボー
トを漕いでいる。はっきり言って、遅い(笑)

サリー    ふう……「おじさん、遅い」

漁師(GM)「何もせん奴に言われたくはないわ!」

チャッピー    めっちゃ遅い筋や。

サリー   《舟を押す魔法》は? オールに働き掛けて漕がせるとか。

トットリ    おじさんが2人になる魔法(一同笑)

GM   《おじさんふやし》か……(一同笑)

キチ   「おや」と「じ」になったら嫌だな(一同爆笑)

      :
      :

GM    さっさと決めちゃって。

サリー   《舟を押す魔法》

GM   「舟を力でもって動かす」と考えていいのかな?

チャッピー    まあ、そんな感じ。ではキャッツファイト! 魔法を唱える為に。

サリー    飛ぶのに失敗したから、海岸で見送り。

チャッピー    見送ってんのか!? 奥が深いな〜、もう(笑)

GM    遠くの物を押すわけだから難しい。難易度は2。

サリー    舟の魔法を信じる力は?

GM   (ころっ)2だ(笑)

サリー    6。

チャッピー    うわ〜お。

サリー    出るさ(一同笑)

チャッピー    それは出ない。

サリー    猫さん下さい(泣)(一同笑)

チャッピー    死ぬほど貰っときな(笑)

サリー    今振られると、6ゾロとか出されそう(泣)

キチ    いきま〜す。

チャッピー    3個ほど貰っときな(笑)

サリー    1個。

チャッピー    3個ほど貰っときな〜(笑)

キチ    出えへんから。

チャッピー    出えへん、出えへん。

キチ    3個。

サリー    ぴ〜か〜(意味不明)

キチ    3個。

サリー    ぴ〜か〜

ミィ    最終的な決定権はどちらにあるの?

GM   「2人の同意に基づく」となっています。

チャッピー   《猫なで声》で押し通す事はできる。

ミィ    サイコロ振りあってる(笑)

サリー    やった〜、2個♪(←どうやら勝ったらしい)

キチ    失敗しても知らないよ……(ころっ)10(一同爆笑)

サリー    だから嫌なんだよ〜

チャッピー    だから嫌やねんって(笑) 平均5くらいは平然と出す猫やから(笑)

サリー    12以下ならいいから……(ころっ)

チャッピー    いい感じや(笑)

サリー    う〜ん、ばっちり(笑)

チャッピー    だから3個って言ったのに(一同笑)

GM    では、それから15分ほど経過してから、ようやく漁師のおじさんが「サメはどこじゃ〜」(一同
笑)

チャッピー    サメじゃないんですが(笑)

サリー    今の状況はどうなってるんです?

GM    君達は水辺、フィオ達は行方不明。そして……

チャッピー    俺らだけ(笑)

トットリ   「自分でも分からない」って所がすごい(笑)

GM    網を投げれば簡単に捕まっちゃいます。

チャッピー    当然ですね。「ぽいっ」と一発GO!

漁師(GM)「…………サメじゃなかったのか?」

ミィ   「サメですよ、よく見て下さい。あの凶悪な尻尾」(一同笑)(←いい加減にしろ!!)

漁師(GM)「おい、あの尻尾。痙攣してるぞ」

ミィ   「いや……あの、封印をしたんですよ(笑)」

サリー   しかも、目から出す怪光線(笑)

ミィ    怖いよ〜

GM    のぞき込んでみる。

一同    おいおいおいおい!

サリー    おじさん、危な〜い!

GM    そして消滅(笑)

チャッピー    アホや(笑)

ミィ    舟に乗り移って網を投げる。

GM    捕まった。

サリー    おじさんを助けてあげて〜(一同笑)

ミィ    でも、飛んでっちゃったんでしょ。

チャッピー    だから、この2人と同じ運命だよ。

サリー    まあ、海の男は海じゃ死なないから(笑)(←逆だって。海の男の死に場所は、やはり海なんだ
よ)

ミィ    ハンカチくらい振っとこうか。

チャッピー    おじさんは大丈夫だよ。あっちの方はやばいけど。後で頑張って探そう。取りあえず、マタ
タビ酒は山分け(一同笑) 2分の1になった(笑)

ミィ    ○かちゅ〜の目を隠す。もう出さないように。

GM    なかなか賢明な判断。

ミィ&チャッピー    当たり前だ〜!

チャッピー    尻尾を蝶結び(一同爆笑)

GM    思いっきり悲鳴上げてるんですけど。

ミィ&チャッピー    知らね〜な(笑)(←残虐)

サリー    さるぐつわをはめますか(一同笑)

ミィ    そして舟で海へ。

チャッピー    取りあえず、ボスの所へ。

第7章――打ち砕かれた幻想

サリー   「あ、ミィさ〜ん」

ミィ   「捕まえました」

チャッピー   「○かちゅ〜Get!」

サリー   「あれ? おじさんは?」(笑)

チャッピー   「ひと泳ぎしてくるそうです」(一同笑)

ミィ   「それよりも、後輩の姿が見えないんですけど」

GM    じゃあ、フィオかトットリのどちらか、代表として2D振って下さい。

トットリ    大きい方がいい? ちっちゃい方がいい?

GM    小さい方がいい、6以下なら復活。

トットリ    じゃあ僕が振ろう(笑) わかりやすい、(フィオを指差して)おっきい方と(自分を指差して
)ちっちゃい方(笑) は〜っ!(ころっ)4。よしっ!(一同笑)

チャッピー    ほんまに、何て予定通りなんだ(笑) なかなかいいコンビネーションじゃないですか。

トットリ   (フィオを指差して)8以上しか出さない、(自分を指差して)5以下しか出さない。

フィオ    組織プレイです(笑)

GM    じゃあ、君達は目を回しながら、「ザバーン」と海岸に打ち上げられた(一同笑)

サリー    あれ?

ミィ    水死体があがった(笑)

トットリ    ずっと水に濡れてたの?

GM    はい。当然MPは0です。

フィオ    ごめんなさ〜い(泣)

ミィ    その辺のロープで○かちゅ〜を縛ります。

サリー    もう、網の中に入れておけば……

チャッピー    網返さないといけないじゃん。

ミィ    あ、そっか。

サリー    おじさんはいない(一同笑)

チャッピー    そりゃ、そうなんだけどさ(笑)

ミィ   「網は後で返します」という事で、置き手紙をしていけば……

チャッピー    要は泥棒ですな。

ミィ    うん(←堂々と肯定している所が悪質)

サリー    取りあえず、○かちゅ〜をフィオ達に見張ってもらって、その間におじさんを捜しに行きましょ
う。

ミィ    捜しようがないので………帰りましょう(←利用するだけしておいてそれかい)

チャッピー    多分生きてる。

GM    ふと後ろを振り返ると、いつの間にか砂浜に砂の城があります。

トットリ    砂の城?

GM    砂を彫刻(?)して作るやつがあるでしょ。10mくらいの高さの、かなり大きいやつ。「御自由
にお入り下さい」という立て札までついている。

フィオ    入る。

サリー    入らない。

ミィ    入る意味がない。

チャッピー    取りあえずはマタタビだ。

トットリ    あ、そうか。マタタビがあった。

ミィ    砂浜を離れて引き渡しに行きましょう。

チャッピー    ボスの所へ。

GM    誰が○かちゅ〜を乗せてくの?

ミィ    ごめんなさい。「重い物を乗せて飛ぶ」はありません。

サリー    私も無いですよ。

フィオ    私は2だけ持ってます。

ミィ    君に決めた。

トットリ    3個貸そう。

フィオ    借ります(泣)

トットリ   (ごろごろごろっ)10。

フィオ    何とか少なくて済んだ……

サリー   《猫穴》って駄目なの?

ミィ    駄目。魔女と猫だけ。

フィオ    1レベル成功。

サリー    私達は舟に乗っておじさんの探索をしますか。

ミィ    しますか?

サリー    だって、ここを放っておくのはちょっと……(笑)

キチ    探索しましょうか。

チャッピー    お願いします。

ミィ   「速く飛ぶ」で先にボスに会いに行きましょうか……速く飛ぶ〜(ころっ)……速く飛ぶ〜(ころっ
)……速く飛ぶ?(ころっ)(一同笑)

チャッピー    速く飛んでみよっか(笑)

ミィ    速く飛ぶ!(ころっ)

チャッピー    飛べるといいな〜(笑)

ミィ   (ころっ)失敗。次は……

チャッピー    高く飛ぶぜ(一同笑)

ミィ    高く飛ぶ〜(ころっ)……高く飛ぶ〜(ころっ)……高く飛ぶ?(ころっ)(一同笑)

チャッピー    飛べるといいな〜(笑)

ミィ    高く飛ぶ(ころっ)……次は、え〜、「キャットファイト」で(一同笑)

キチ    仕事、代わりましょうか?

ミィ   (ころころ)え?

サリー    私達が行くので、探索の方お願いします。高く飛ぶ〜(ころっ)……高く飛ぶ〜(ころっ)……

トットリ    ミィさん、どうしたんですか?

チャッピー    いやいやいや(笑)

トットリ    チャッピーさん。あなたの所の御主人はどうですか?

チャッピー    え〜。これが本当。というか、今までだまされてる(笑)

フィオ    はは……そうなんですね(笑)

トットリ    今まで先輩達に描いていた幻想は……

チャッピー    え〜、私の魔法(一同爆笑)

サリー   「猫要らず飛行」で飛びます(一同笑)(←そう言ってるそばから失敗してるし(笑))

キチ   (さえぎって)《猫穴》

サリー    なんて事するの!

キチ    大丈夫だって、魔女の偉い人じゃなくて。ただの猫の人に会うんだから。恥もへったくれも無い(
一同爆笑)

サリー    何をおっしゃる。駄目なのよ……飛ばせて〜(一同笑)

フィオ    後輩は飛んでます(一同笑)

サリー    猫要らず飛行2レベル成功。

キチ   《ねこみち》で行きます。

トットリ   (フィオに向かって)「サリーさんを見なさい。猫なしで飛んでますよ」(一同笑)

フィオ   「先輩……さすがです」(笑)

第8章――第4の魔女

キチ    先に着きました。

しまとら(GM)「どうだ、収穫はあったか?」

トットリ    私が海の底から引っ張り出して来たんです(笑)

キチ   「2匹見つけて1匹捕まえました。仲間の1人が護送中です」

しまとら(GM)「うむ、よくやった」

トットリ    見て下さい、この私の勇姿。海の中で捕まえたんですよ。


  結局、トットリの台詞は「そこにいない」という理由で、ことごとく無視されたのでした(笑) 一方、空
の上では……


GM    見張っていると、急に網の中の○かちゅ〜が小さくなって、網の目から落ちる。

サリー    落ちた落ちた!

トットリ   《にゃんころりん》(落ちた物を元の所に戻す)………MPが0だ(一同笑)

GM   「ふつうのちから」のファクターでチャレンジして。

フィオ    2レベル成功。

サリー    1レベル成功。

GM    では、空色のローブを来た魔女と空色の猫が、君達の真下を飛んでいたのが分かる。

トットリ   「ありがとうございます。捕まえてくれて」

チャッピー    反応を見てみよう。

GM    話しかけてくるよ。「さっきは偽物をつかんじゃったけれど、今度こそ本物みたいね」。猫の方も
「御褒美はわたくし達が有意義に使わせて頂きますわ。安心して下さいね」と言い残して飛んで行く(一同
笑)

チャッピー    追え〜っ! 追え〜っ! つぶせ〜! やってまえ〜!

トットリ    行くのだ、フィオ。

フィオ    え〜!?

チャッピー    やれ〜っ! 全力でゆけ〜っ!

トットリ    元はと言えば、手柄は我々の物だ(一同爆笑)(←ほとんど活躍していなかったような気もす
るけど……)

フィオ    そうなの?(笑)

チャッピー    もしかして、4組のバトルロイヤル?(一同笑)

トットリ    いや、もっと多いですよ。猫のネットワーク(一同笑)

GM    ところで、サリーはどうするの? フィオを追っていくようだが。

サリー    何もできないもん(笑)

キチ    追って行くなり、それとも僕を呼びにいくのか。

サリー    ボスの所に行って待ちぶせ。

ミィ    それが基本でしょう。

サリー    だから速く飛ぶ………あ、猫いない(一同爆笑)

サリー   「猫要らず飛行」。これ失敗したら、もう終わりだ〜(ころころ……)

ミィ    落ちた(笑)

チャッピー   “Good by”(笑)

フィオ    先輩、後は任せて下さい(一同笑)

GM   (ここで死なれた所で、シャレにも何にもならないしな……)君は頭から砂に「ズボッ」とはまって
しまう。ちなみに此処は中間地点としときましょう。

サリー    あと1.5km!? うぎゃ〜(一同笑)

チャッピー    走りゃ10分もかかんないじゃん。余裕余裕。

サリー    歩いて行きます。

キチ    既にできあがっている(一同笑)

サリー    でも、「のみもの恐怖症」……

GM    そういえば、そういうのもあったね(笑)

ミィ    これって、どうなったんでしょうか?

チャッピー    もう1年経ってるから……

GM    きっと、かなりつらい日々だったに違いない(笑)

キチ    ……水飲んでます(一同笑)

ミィ    もう、おじさんは回収できましたか?

GM    見つけて戻った事にしましょう(時間的にかなり無理があるけどね)

ミィ    この4人に手柄を横取りされては困るので、「速く飛ぶ」で本部の方へ。

チャッピー   “Dash!”

キチ   「サリーちゃん、どうしたんですか?」

サリー    泣きながら歩く(一同笑)

チャッピー    いい感じっす(笑)

キチ   「サリーちゃん、○かちゅ〜は?」

サリー   「とられたぁ……」(一同爆笑)

ミィ   「後輩連中が……」

チャッピー   「パクった?」

サリー   「いや、何か新手の魔女が……持ってっちゃった」

キチ   「あの2人は?」

サリー   「今追ってる。だからボスに伝えて。『今から来る子は私達の○かちゅ〜を奪ったんだ』って」

ミィ    それ、問題ないと思うよ。そいつらに褒美与えるだけで(一同笑)

チャッピー    だから取り返さないと。

第9章――決戦!    魚市場

GM    ではフィオの方。魔女と猫は魚市場に入って行きます。情景は築地の魚市場みたいなのを想像すれ
ばいいです。

トットリ    知りません(笑)

GM    大きい切り身とかを売っている所が所狭しとあり、人通りもかなり慌ただしい。

トットリ    ハマチも捨て難いが、マグロも捨て難い(笑)

フィオ    目を引かれてる(笑)

GM    なお、出入り口は北口と南口の2つがあります。

トットリ    どっちから入って行った?

GM    南口から。

トットリ    南口から行きます。

GM    視界には入っていないね。

トットリ    探すのじゃ〜


  人に尋ね回った結果、「北口に走って行った」という情報が手に入り、トットリは「魔女はまだ中にいる
」と推理。さあ探そうという時に……


GM    そうこうしていると、急に眠気が襲ってきます。という訳で、抵抗できたか「魔女のちから」か「
ふつうのちから」でチャレンジを行って下さい。

フィオ   (ころころころ……)あ……

GM    では眠っちゃいます。トットリは「強さ」の3倍でチャレンジ。

トットリ   (ころころ……)失敗。今日疲れたし(一同笑)

GM    では、体を丸めて眠っちゃいます。

トットリ    おやすみなさ〜い(笑) 今日は疲れたな〜


その頃……

サリー   「速く飛ぶ」1レベル成功で魚市場に向かいます。

ミィ   「猫要らず飛行」2レベル成功で魚市場に向かいます。

チャッピー    とろいわ〜!

GM    サリーが待たなかったら別行動になっちゃうけど。

サリー    先に探し始めます。

GM    どっちから入る?

サリー    どちらが近いんですか?

GM    大して変わらないよ。似たようなもの。

サリー    じゃあ、北から入って周りの人に訊く。

市場の人(GM)「そういや、そんな子がさっきまでいたなあ。今もこの辺にいるかもしれんが」

サリー    じゃあ、フィオとトットリの足取りも。「こんな子たちはいませんでしたか?」

市場の人(GM)「ああ、あの子か。あそこでよく眠っているぞ」

サリー   「えっ!? 何処?」

GM    奥の倉庫の方を指差すと、その先にはトットリが体を丸め、フィオがぐっすりと眠っている(笑)

チャッピー    にゃに〜!?

サリー   「こんな所で寝ていちゃ駄目でしょ!」ぴしぴし。

フィオ   「あっ、先輩!」(一同笑)

サリー   「あいつらは何処へ行ったの!」

フィオ   「すいません。見失いました」(一同笑)

サリー   「なんてこと〜!?」

キチ    これはもう、鉄下駄の刑(一同笑)

フィオ    え〜!?

トットリ    何ですか? それは。

キチ    鉄下駄を履いて高く飛ぶ。

ミィ    もう着いてもいいですか?

GM    いいです。

ミィ    聞き込む!

サリー    人に聞き込む、物に聞き込む、道に聞き込む……

ミィ    門に訊こう。まず出て行ったかどうか。

トットリ   「南から入って北の方に向かった」という証言はあります。

ミィ    じゃあ、北門に出て行ったかどうかを訊いてみよう。北の門さん、北の門さん、おでこの眼鏡でデ
コデコデコリーン!

チャッピー    久しぶりやなあ。

GM    そういや、そんなのあったなあ……という事で、難易度は5、門の魔法を信じる力は7。

ミィ    それに魔力を足して15。余裕(ころっ)成功。「あの〜、こういう人出て行きましたか?」

北門(GM)「ふむ……まだだな」

チャッピー    出ていって無いって事か。

ミィ    まだ街にいるよ。

一同    街じゃない、街じゃない。

ミィ   「じゃあ、出て行こうとしたら、おっきな声で叫んで下さい」(一同爆笑)

チャッピー    それはかなり無理を感じる(笑)

ミィ   「じゃあ、出て行こうとしたら閉まって下さい」

チャッピー    そんな無茶な。

北門(GM)「門の仕事は人や物を通す事だ。少なくとも、日が沈むまでは此処を閉める訳には行かない」

チャッピー    そりゃそうでしょう。

サリー    日を沈める。

ミィ    凄い魔法だ(笑)

キチ    市場って、アーケードになってるんですか?

GM    屋根があるよ。

ミィ    これで、「出て行ってない」って事は分かったんだね。

チャッピー   「此処からは」だよ。

トットリ    北からは。


  他の2人と2匹が聞き込んでいる間にミィは南門と話し、やはり魔女が出ていない事を確認します。一方、
聞き込みの方も、これだけ時間が経てば目撃者もかなり多くなります。更にしばらくすると「あっちの方に
いった」という情報がたて続けに入り、着実に追跡は進んで行きます。ここでミィは北門へ移動して張り込
み。トットリは市場にいる猫と会話します。


トットリ   「空色の魔女と空色の猫を見かけなかったか?」

市場の猫(GM)「見かけたなあ、結構息を切らしてたよ」

トットリ   「息を切らしていた。何か持ってませんでした?」

市場の猫(GM)「う〜ん、謎の布袋は持っていたな」

トットリ   「謎の布袋を持っていた!」

チャッピー    いい感じや。

キチ    布袋が謎なんですか。布袋はただの布袋じゃないでしょうか(一同爆笑)

チャッピー   「謎の」布袋(笑)

トットリ   「どれくらいの大きさ?」

市場の猫(GM)「これくらいかな(約2cm)」

トットリ   「どっちに逃げましたか?」

市場の猫(GM)「あっちだ」

トットリ   「あっち」に行く(一同爆笑)

GM   (そろそろ限界だし、折角3組が別行動をしているんだから……)こっちもそろそろ動こうかな(こ
ろっ)よし。フィオとトットリが通路を歩いていると、水槽に入っているカツオ(←何故?)が突然「ばしゃ
っ」と跳ね上がる。

サリー    新鮮さが売り物だ(笑)

GM    そのまま空中を「ふよふよ」と泳ぎ始める。

フィオ&トットリ    おおっ!

トットリ    おいしそう!(一同爆笑)

フィオ    やばそう、やばそう(笑)

GM    そして、「とにかく捕まえるんだ!」という声が出て市場は大騒ぎになる。

トットリ   「フィオ、あれ食べたい」

フィオ   「ぜいたくは駄目」(笑)

チャッピー    説得しろ……というより探せ、近くにいる事だけは確か。

サリー    カツオの騒ぎなんて関係ない。

トットリ   「水と魚」!

フィオ    話しかけてみます。

トットリ    いくついる? 勿論3つやね(笑)

フィオ    けど、大した事でも無さそうなので……

トットリ    でも、確率6分の1。

フィオ    じゃあ、2つ借ります。

トットリ   (ころっ)12。(一同爆笑)

サリー    いい猫だ(笑)

GM    効いてるな〜(笑)

フィオ    してやられましたわ(笑)

トットリ    今、62ポイント貰ってます(一同笑)

フィオ   (ころころころ)失敗しました。

GM    じゃあ、喋れない。マグロ……いや、カツオはそのまま泳いで行く。そして………北門のミィと鉢
合わせするのか(笑)

ミィ    来た!

GM    見知った顔です。第1話で薬屋をやってたアリエスと、その猫のネア。

サリー    あれ? 何で私は気付かなかったの?

GM    1レベル成功だったから、ちらっとしか見えなかった。

ミィ   「やあ……珍しい所で会うねえ」(笑)(←そういう恨みを込めた声で話すのはやめようね)

アリエス(GM)「そう言いながら、しっかりと身構えてるじゃない」

ミィ   「何の事だい? はっはっはっ………おりゃ〜!」(一同笑)

チャッピー    訳分からん。


  かくして戦闘開始。ミィは《土から手を作って相手の足首を掴ませる魔法》を成功させますが、アリエス
も《それを打ち消す魔法》を成功させてこれを解除。チャッピーとネアは互いの魔法を警戒し、いつでも《
おしりふりふり》(対象が魔法と掛けようとした時に阻止)を掛けられるように睨みあってます。

ミィ   「むっ、なかなかやるな」
アリエス(GM)「前よりは腕を上げたようね」
ミィ   「ほっほっほ。一般庶民が私に勝とうなどとは」(←何者?)
アリエス(GM)「ふっ。片腹痛いわ」

  次のラウンド。アリエスは《おやすみなさい、夢も見ず》をミィに掛けますが、これもミィが自分に届く
前に解除させてしまいます。ここで……

サリー   「あ〜っ! 戦ってる。加勢だ加勢」
ミィ    挟んだぞ。「ほっほっほ。さあ、諦めて○かちゅ〜を渡しなさい」

  その頃フィオとトットリが何をしていたかというと…………南門の方でカツオに振り回されていました(
笑)(←さっさと魔法か何かで解決するか、そうでなくても無視すればよかったのに)


アリエス(GM)「かくなる上は最後の手段! 行きなさい、○かちゅ〜」(布袋を思いっきり投げる)

チャッピー   《うばってダッシュ!》

GM    では捕まえた。

ミィ    やった。今のうちに逃げるんだ! 早く。

GM    しかし、布袋の底には穴が……

チャッピー    は………はっ!?(笑)

GM    もぬけのから(笑)

ミィ   「あんだ………もしかして、重さが減った事に気付かなかったの?」

アリエス(GM)「……まあ……………こういう事もあるわね…………」

チャッピー    いやいやいやいや!

ミィ    ひょっとして囮か? こいつら。

チャッピー    何ていきあたりばったりな。

アリエス(GM)「まさか、こんな事になるとはね……」

チャッピー    めっちゃ素やないかい!

一同    なめてんのか〜!!


  残念ながら、ここで録音機の電池が切れてしまうというトラブルがありました。此処からラスト及びエピ
ローグの部分は、小説形式とさせて頂きます。御了承下さい。

第10章――巨大○かちゅ〜出現!

  2人と3匹のアリエスを見る目が次第に険悪になっていく。アリエスは今更のように気付いた。この失策
が何を意味しているのかを。そして、それ以上に、この連中に捕まった時にどのような目に遭わされるのか、
全然考えていなかった事を。
「と、とにかく…今は○かちゅ〜を追いかけましょう!」と、わざとらしく出口に向かうアリエスを一同が
張り倒したのは言うまでも無い。

「とりあえず、両手両足をしっかりと縛ってと……」「じゃあ私は目隠し♪」「髪も蝶結びにしておかない
とな」「ワセリンを持ってきました!」「これ、工業用じゃないの」等と言いつつ、何故か手慣れた手つき
で作業を行うミィたちを前に、フィオは1人だけ呆然と立ちつくしていた。

「あの……○かちゅ〜じゃないのですから、何もそこまでやらなくても……」
「気にしなくていいんだよ。こいつは○かちゅ〜よりも、遥かに危険なんだから」
「まあ、当分は表に出られない様にしてやらないとな」

  軽く受け流されて絶句するフィオ。これ以上言った所で誰も耳を貸さない事は明白だった。
    
ようやく作業も一段落しようとしたその時、背後から唐突に声が掛かった。

「しかし、本当に○かちゅ〜を落としたのかにゃ〜?」
振り返ると、キチが意味ありげな笑みを浮かべつつ、ゆっくりとアリエスに向かって行く。

「脱げよ姉ちゃん。本当は持っているんだろう?」
「その可能性はあるな」
「ちょ……ちょっと待ってよ!  本当に……本当に持って無いんだから!! それだけはやめてえええっっ
!!!」
「きゃああああっ!キチ君が……キチ君が何時の間にか兄貴な猫になってる〜〜!!」
「なんか凄い方向に話が進んでるね……」
「1年間でbildupしたにゃー」
 
  しばらくの間騒然とした会話が続いたが、結局この辺りは有耶無耶のままに身体検査は終わった。

  アリエスをぐっすりと眠らせて魚市場のさらし者にしてやってから、一団は改めて海へと向かう事にした。
何せ報酬は伝説のマタタビ酒。これくらいの障害に挫けてはいられないのだ。幸か不幸か、○かちゅ〜はす
ぐに見つかった。赤い夕日を背に何時にも無く巨大な姿で。

「大きいね…………」この誰かが漏らした呟きが全員の心情を代弁していた。
  瞬間、巨大○かちゅ〜が動きを止めて振り向く!!咄嗟に建物の陰に隠れたはいいが、そうした所で最悪
の状況が変わる訳も無かった。とにかく至急で作戦会議が行われる。

「またストローで刺すのかにゃ? しかし……そうしたら、そうしたらきっとあのガスが……………ニャ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!」
「キチ君!ここでボケてどうするの!兄貴だったらなんとかしなさいよ!!」
  取りあえず、この2人(?)は現実逃避に走っていくようである。

「フィオ……」
「なあに?」
「これ、見なかった事にして帰ろうか?」
「トットリがそれでいいのなら構わないけど…………夕食の前にかき氷でも食べに行きましょ♪」
  こ、こいつらは…………限りなくマイペースだな…………

  これは既に話にもならないと思われたが、
「あ!いい事考えた☆  私がいれば万事解決よ♪」
「最後くらい使わせんかい!!!」(←ここまでで1回しか力を貸していない)

            :
            :

  一方、完全に忘れ去られた巨大○かちゅ〜は、着実に魔女達の方へ歩を進めていた。無論、尻尾を蝶結び
にしてくれた連中に復讐する為である。やがて、魚市場が足下に迫ってくる。左足をゆっくりと持ちあげた
その時、少女の声が高らかに響き渡った。
「おでこの眼鏡で……………もとい。《右足首限定巨大○かちゅ〜金縛り!》」

  その全く笑えないボケ…………もとい、願いが通じたかどうかは知らないが、もろにバランスを崩した巨
大○かちゅ〜は、その手足の短さゆえに頭から建物に激突。かくして、冗談の産物としか思えない存在であ
る巨大○かちゅ〜は、魚市場の一角を代償として、その動きを止めだのであった。

エピローグ

  こうして捕らえた巨大○かちゅ〜を再び小さくして本部へと向かった。先程アリエスが○かちゅ〜を通常
以上に小さくしてしまった反動の為、結局元のサイズまでには戻せなかったが、時間が経てばその内解ける
だろう。これで全てが終わった様に思えるかも知れないが、まだまだ油断はできない。極端な話、街中の猫
と関係者が○かちゅ〜を狙っている可能性さえ、絶対に無いとは絶対に言い切れないのである。しかし、道
中には何事も無く、あっさりと本部に到着した。

「おおっ!やっと着いたか。待ち兼ねたぞ」
「幾多の罠と障害を潜り抜け、それはもう死ぬような思いをして捕まえてきましたよ」
「ふむ………聞いていたよりも少し大きいような気がするが」
「だからこそ苦労したのです」
「よしよし。早速魚拓を取るとするか」
「その前に、報酬の方を是非とも……」
「おお、そうであったな。これが報酬の『猫柳』だ。3回分あるから心して呑むがいい」
「○か拓の作成、頑張って下さいね」
「む?お前達も…………逃げおったか………」


  かくして、物語は大団円の内に……………………終わらなかった(^^;
「ねえ。打ち上げに、かき氷食べに行きましょ♪」

「じゃあ私らは帰るよ。疲れたから」と言うミィ達と別れた2人と2匹は謎のかき氷屋へ行くべく砂浜へと
歩を進めるのであった。

  日の沈みかかった砂浜には、さすがに人気も無くなってきていた。今なら大して並ばなくても食べられる
だろう。まだ少し温かい砂浜が、過ぎ去った暑さを思い出させる。すっかり短くなった行列に着いていると、
程無く声が掛ってきた。
「あら、こんな所で順番着いてるって事は、もう○かちゅ〜は捕まえたの?」

  声の主は無論アリルである。いい具合に日に焼けて、1日中遊んでいた事は全身が主張している。
「勿論ですよ。何処かの無能な奴と一緒にしないで下さいね♪」

  さすがに、アリルも自分の従妹が魚市場でさらし者になっているとは夢にも思っていない。

「意外と早かったのは確かね。もうちょっと苦労すると思ったんだけど……」
「すごーく苦労したんだにゃ〜」
「それじゃ、頑張ったキチ君にプレゼント。はい☆」
「ううううう…………」
「大丈夫だって☆」

  確かに、ラベルには「これさえ飲めば怖いもの無し!精神増強剤S」と書いてある。いかにも、と言うよ
り、わざとらしい位に恐怖症が治りそうなネーミングだ。

「でも、これも飲み物………………いいです。かき氷に混ぜて流し込むから……」
「お姉様は何故こんな物持ってるんです?」
「ううん。何でもないから…………私はもう帰るから、打ち上げ楽しんでいってね」

  打ち上げの顛末については、大して書く事も無かったので省略させてもらうが、フィオが1人だけ冷たさ
5倍のかき氷を食べて凍結し、サリーが代金を立て替えさせられた事を付記しておこう。HP21のフィオ
をたったの1杯で凍らせるとは。かき氷屋恐るべし(^^;
  しかし、今にして思えば、フィオの持っているお金はたったの1銀貨。冷たさ5倍のかき氷なんて元々買
えなかったはずである。ひょっとしたら、あれは全て計算ずくの行為だったのかもしれない……
  そうそう、かき氷を食べて凍ったフィオは、4時間ほど砂浜に転がされている内に、ちゃんと復活しまし
たから。安心して下さいね。


  その日の夜。アリルは1人、しまとらの元を訪れていた。その場には1人と1匹意外に誰もいない。

「アリルさん、約束の通り、しかと○かちゅ〜を渡しましたぞ。」
「有り難う、しまとらさん。まさか、こんなに早く終わるとは思わなかったわ」
「いやいや。しかしアリルさんも食えないお方ですなあ。○かちゅ〜の情報と引き替えに、生け捕りにした
○かちゅ〜の身柄を受け渡させる。労せずして任務を全うできたではありませんか」
「今日は調子が悪い日だったのよ。それに、あまりに苦戦するようだったら、ちゃんと協力しようと思って
いたしね。誰も損していないのなら、これでいいじゃない☆」

  疲れてぐっすりと眠っている○かちゅ〜を日の沈んだ海岸に運び、ふところから取り出した水晶球に語り
かける。「大魔女様、迷い込んだ○かちゅ〜は今保護しました。今度は気をつけて下さいね」
  ほどなく、ゆるやかな風が吹き抜けて行き………彼女だけが砂浜に立っていた。まだ暖かい陸からの風を
ゆったりと受けながら、アリルは誰に言うともなく、虚空に向かって語りかけるのだった。
「今度こそ気をつけてよね。外には、あんな連中が沢山いるんだから―――」

ウィッチクエストリプレイ第2話「波乗り○かちゅ〜争奪戦!」 98’7/4
大阪大学シミュレーションゲーム研究会定例活動にて収録
プレイを終えて
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