Episode 17 - サムライ恭介; まどか in 室町時代!

Translator's Note - 訳者あとがき
Original Text in English - 原文

最終更新日時 / Last Update :

[早世田大学の歴史館。中央講堂のなかでは、福井先生が静まった教室で授業を始めた]

福井先生:
[熱中して] おはよう、皆さん!* 夏休みは楽しかったですか? 二日酔いしてはいないでしょうね? [彼の白い歯がむき出しになり、二日酔いの学生たちの症状を悪化させた]  これから14世紀後期のころの室町時代について、夏休みの前にやったところから復習する。 1368年に将軍職を継いだ、三代将軍足利義満は初め、権力基盤を固めることに努めた。1383 年に彼は九州地方の対抗勢力の平定に成功したものの、日本全体の6分の1にあたる、西国の11カ国を治めていた山名氏との対立は続いた。 このとき、天皇家は京都の北朝と吉野の南朝とに分かれていた。内乱の中で、南北朝は日常的な戦いを続けた。1373年に後亀山天皇が南朝の第1代として即位したことで南北朝が分裂し、1383年に後小松天皇が京都で即位したことで南北朝は統一された。

恭介(ナレーション) Narration:
 それは秋学期の第1週のことだった。またいつものように授業が始まり、まどかと約束した明日の午後のショッピングを楽しみにしていた... ふたりっきりの時間を。 だから、授業に集中できないこともしばしばだった。 福井先生みたいに型破りな講師のやる授業ですら、まるでつまらない本のページに書かれた単語ほどにしか、史学の楽しみを感じさせてくれない。 でもそのときまで本当に感じすらしなかったのだが、テキストの数ページからパワーを感じた。

恭介:
[(独り言)] ちぇっ...なんで歴史って全然エキサイティングじゃないんだろう? 昨日観たサムライ映画みたいに...

[回想モード]

まどか:
[むかしの着物を着て、嘆願するようにすがりながら] どうか、お赦しくださいませ! 今年の冬は厳しくて、このままでは飢え死んでしまいます!

男1:
[家中の金を持って、馬に乗ってで去ろうとしながら] どけ、女! 馬に踏みつけられたいか!

恭介:
[いつの間にか二本の刀をさし、辺りを見渡せる場所に立って] 待てっ!

まどか:
[安堵と期待に輝いた目で] か、春日さまっ!

男1:
てめえ...[刀を前に構えたものの、恭介の刀裁きは彼の刀をかわし、それをいとも簡単に払い飛ばした] あああいいいえええ!!![刀を飛ばされて、打たれて痛むおのれの腕を握る。 おのれの不利を知り、土下座して]ど... どうか命だけは! どうか... !

まどか:
春日さまっ! [ロマンチックな雰囲気で恭介に近づいてくる]

恭介:
まどか... [キスの寸前というところで、痛みを感じて、空想から引き戻される] 痛てっ... !

[現実の世界に戻る]

(宮里)ようこ&ゆうこ:
[二人がかりで、片方ずつ恭介の耳を痛いように引っ張りながら] 静かに!

恭介:
[見回して.] 宮里さん... な、中村さん?! 一緒な授業だったっけ?!?

中村:
[ほほえみながら] よっ、春日くん! なぜなのかキミはここにいます! 春日くんが歴史を物語るなんて知らなかった。
恭介:
[頭に手を回して、汗ばんでいることに気付く] うーーん、えっと、僕も会えてうれしいよ... [指を鳴らす音に、左に振り向いて]...ぃ、えええ...!

ようこ:
[すごく静かな声で] 静かにしたほうがいいよ、春日くん。

ゆうこ:
[しかめっ面で] 大事にした方がいいよ... 春日くんって、たくさんガールフレンドがいたはずだよね?

中村:
...

恭介:
へ、あっ、はい...[講義台のほうへ振り返る]

福井先生:
1392年に義満は乱を鎮めるべく交渉を始めた。 しかし、交渉がまとまる前に暗殺された。  1392年、義満は内乱の収拾を図ったものの、取り決めがなされる前に暗殺された。 おもしろいことに、義満は藤原正子という名の女戦士に殺されている。 その後、正子の一族はこれを恥じて自害したそうだ。 義満の死ののち、北朝と足利将軍家との協力関係により、その後5年で 血なまぐさい争いは収まり、1397年に南朝が敗北する結果となった。 ちょっと脇道にそれるけど、義満は歴史的に見ておもしろい人物だよ... 生まれつきの人柄と機転に恵まれていて、芸術の世界ではすばらしい パトロンだったんだ。 1378年に、彼の居所として花の御所を京都の室町に築いている。 [訳者注: 義満は幕府の建物としての機能のために花の御所(室町第      (むろまちのでい))を建てたといわれている。確かに居所       でもあったが、原作者が勘違いしている可能性がある。]

[1時間後に場面は移る。恭介は講堂を誰かと一緒に出た。 水飲み機で水を飲むために抜け出したのだ。そして、恭介は時計を見た。]

恭介:
次の数学まで1時間ほど休もう。 [後ろの壁にもたれかかったとき、 恭介は床の湿ったところで滑ってしまう] わっ、わあああ...[階段を後ろ向きに転がり落ちる。彼のバッグが飛んでいく] わああああああ...

[数学棟のカット。 木村けいこが講堂の外で待っている。]

木村:
[時計を見て] 恭ちゃん、ほんとに遅いなぁ。

斉藤:
[講堂から出てきて] まだあいつ、来ていないの?

木村:
[憂鬱そうに頷いて] 恭ちゃん、いつもはしっかりしているのにな。

斉藤:
ああ...[恭介の本当の姿を知っているが、彼女の恭介像を壊さないことを心に決めて] ...そうだね、本当に。笈沼先生は授業を始めちゃったよ。心配しなくても大丈夫だよ、春日さんならどこにいたって。ぜんぜん慌てるようなことにならないような人だから。

木村:
でも...

[暗く、木の生い茂った森のカット。 木に覆われた天から朝日が所々に注いでいて、曲がりくねった土の道をわたる風が土埃をたてている。紅葉した木々の葉に吹く風の音。]

恭介:
...ああああああ...<ドサッ> [背中から逆さまに、楓の巨木の根元へと落ちる] 痛てぇ! ぅう、頭が... [ゆっくりと立ち上がり頭を触ってみる] なにが起こったんだ クラクラするけど... こ、ここってどこなんだ?
[両手をそれぞれポケットに突っ込んで、土の道を歩いていく恭介]

恭介(ナレーション):
この時点で、いったいなにが起こっているのか、どこを歩いているかなど、見当が付かなかった。道を見つけて、誰かと会うことを期待しつつその道を歩いていた... だが、期待以上の結果となった。

恭介:
[(独り言)] こんな林、これまで入ったことないよ... なんかのはずみでパワーを使ったせいに違いないな... そんなに遠くにいってなけりゃいいんだけど...

(声):
[木々の陰から] 今だっ!

[恭介が反応する前に、5人の男が恭介を囲んだ。 刀や槍でそれぞれ武装していて、鎧兜をまとい、だぶだぶの小袴をはいている。 6人目の男が森から現れた。 それは見るからにそいつらの頭で、二本の刀をさし、大弓(だいきゅう。2.25mほどの弓)と矢筒を持っている。

恭介:
ええっ?! どこなんだ、ここは? <バシッ!> んぷっ!

頭:
旅の者よ、なにか話していいなどとは言ってないぞ。 衣や訛からして、遠くから来たのであろう。お前、名は?

恭介:
名? [(独り言)] 中世の日本みたいだ... あぁ... [背筋を伸ばして]... みやもと... 宮本武蔵だ!

頭:
聞いたこともないな。

恭介:
[急にがっかりした] ...

頭:
聞いてくれ。大和道のこの辺りは儂のもので、関銭を取っている。[冷笑しながら] 財布から銭を出せ。

恭介:
[恐る恐る] でも... でも、銭なんてないよ! [背中から槍で脅されて] いっ... ぁははは...[(独り言)] 世界になにが起こったんだ? こんなこと現実にあるはずが... !

頭:
金がない、だと? 哀れにゃ思うが... うちにあるほかの頸どもの横に、お前の頸も並べてやろうぞ。 [手下に手振りで指示して] 殺せ!

男1:
[刀を抜いて] じゃあな、宮本武蔵...

恭介:
[(独り言)] そうだ! これはパワーのせいだ!  [集中して] んむむ... ムムム... ぷはぁっ! ...な... なにも起こらない! どうしようもないじゃないか! [男が近づいてきたのを見て、頭を手で覆いながら] さ、さようなら、まどか...

(声):
待て!

[ちょうどそのとき、新手が森からでてきた。完全武装で、顔まで覆う兜をかぶり、 顔立ちを隠してある。長刀を右手に持ち、二本の刀を差している。 だが、その鎧兜には家紋がなく、浪人であることが明らかだった。] [訳者注: そもそもほとんどの鎧には家紋がないのではないだろうか?       大名の鎧などを別にすれば、考証的には誤っているといえよう。]

頭:
なんだぁ、お前は? [にやにやして] ひげも生えてねぇ青二才めが?! あいつの鎧はかなり高いもんみたいだな。 [二人の男に合図して] ぶん取ってこい!

男1:
[槍を構えて] ありがたく死ね、浪人め!

男2:
[刀を抜き、構えて] てめぇの先祖によろしくな!

[その侍は長刀で槍を器用にかわし、その男の頸を落とした。 次に「彼」は柄の先で二人目の男の腹を突き、後ろずさりながら刀を落とさせ、「彼」が刀を振り下げた瞬間そいつの頭は道の上に転がった。 恭介は、二人目の男の頭が足下に転がってきたのを見て、呆然と「彼」の顔を見つめていた。]

頭:
く、糞っ! [大弓をひき、矢を放った]

[熟練した腕前で、その侍は飛んできた矢を長刀で真っ二つにし、しかもわざと その鏃(やじり)を足下に落として見せた。]

男3:
[震えた声で] こ... こんなことができる浪人なんて奴しか、藤原しかいない! 命ばかりは助けてくれぇぇ!

藤原:
[長刀を降ろして、歩み寄り] お前など生きるに値しない。

頭:
[怒って] 馬鹿者! お前、先祖にあの世で臆病者と誹られるぞ。 家名に泥を塗るつもりか? [歩み寄り、刀を抜きながら] 仲間が4人もいて、お前だけ...[刀で喉笛をサッと切られる] ゥクッ...

恭介:
[その男の死を目の当たりにして凍り付いている] ...

男4:
貴ぃ様あ...[後ろにいる男5に手振りをしながら]...殺るんだ!

[二人の男が歩みでて、一人は片方の後ろにいる。 藤原は振り返り、一人目の攻撃を避けた; その瞬間、二度斬りかえしたと思うや否や、二人とも腹を掻き斬られて土の上に転がった。]

男3:
[刀を落として、躓きながら] どうか見逃してくれ! 家族がいるんだ、頼む...

藤原:
[冷たく軽蔑して] 言われたとおりの臆病者だな。 言ったはずだ、お前など生きるに値しない。 [切り落とされた三つ目の頭が道に転がり、 体の首からは血が噴き出している。] 愚かな... [兜を脱ぎ、長い黒髪が露わになった。 侍の正体をみて、恭介は驚くほど見たことのある顔をまじまじと見つめている自分に気が付いた。]

恭介:
[頭が真っ白になって] ま...まさか...! ま...まどか?

藤原:
[目の前にいる恭介に命じるように] よくも、そんな無礼な口をきけるもんだな! お前のような名前など知らん!  [刀が向けられ、恭介の顔に血が滴り落ちる] すぐに謝れ!

恭介:
[恐ろしさのあまり膝をついて、地面に顔を擦りつけて] どうかお許しを!

恭介(ナレーション):
このとき、10分間に2度目のことだが、死を覚悟した。 生まれるずっと前に死ぬなどという、皮肉以外の何者でもないことがいま本能を支配している恐怖を生み出しているように思えたわけで... まどかに似た誰かの手にかかって死ねるならば、と思った...

藤原:
[刀をもちながら] 起きろ。 お前は誰だ?

恭介:
え...[(頭の中で)]...映画ではこんな場合...本当のことを言うもんだよな. [藤原に向かって] オレの名前は春日...

藤原:
[刀を振りかぶって、脅すように] わが祖先の氏神を嘘で辱める気か! 道に転がる四つ目の頸になりたいようだな? これで最後だ。お前は誰で、ここでなにをやってるんだ?

[訳者注:第1パラグラフの原文は、「祖先たる(春日明)神の御名を嘘で穢すとは!」 (Don't you dare sully my ancestral deity's name with your lies!)というものであ る。確かに藤原氏の氏神を祭るのは春日大社であるが、春日明神という1柱の神を祭って いるのではなく、中臣氏の出身である鹿島神宮の武甕槌命など4柱の神々を祭っているの である。ゆえに、神社自体を氏神ととらえるのが正解であろう。詳しくは春日大社の案内 ページを参照してください。なお、藤原氏が春日(大)明神を祭るのは上記の理由か らであって、天皇家のように祖先として祭っているわけではないが、これは全く珍しいこ とではない。]
恭介:
[膝を落として、土下座を繰り返し、恐ろしさに震えている] も... 申し訳ありません! わ... 儂の名は宮本む... むぅ... 武蔵と申しまする。 [猛烈に]  わっ、わしは仙台から参った、徳川の殿様の家来でございまする。 ご用を仰せ使って京都まで行く道中で、盗人に身ぐるみはがされてしまい... 殺すと脅されているところでした!!

藤原:
[恭介の襟をつかみ、引っ張り上げて] これはなんでできているのか? [そういいながら、それで刀の血を拭いつつ]こんな布、見たこともない。

恭介:
[大きくのどに支えていた何か大きなものを飲み込んで、とにかく考えることに専念しようとしている] あ...っと、明の国からの布でございます。うちの殿は明に武器を売っているんです。

藤原:
[勘ぐりながら] それにお前の言葉はなんだ? 聞き慣れない方言だな

恭介:
えっと...わし...わしの爺さまはアイヌの者だからでございますっ! たぶん、アイヌに馴染みの深い土地の辺りの... つまり、その辺りの言葉遣いを引きずったからだと思うんですが、ようはわかりませぬ。 [(独り言)] チェッ! もっと福井先生の講義を真剣に聴いていりゃよかった![藤原に] 今日は暦でいつなのか教えてくださいますか?
藤原:
後小松の帝の9年の、葉月だ。[疑いを深めつつ]なぜ徳川殿の家来はこんなにものを知らんのだ?

恭介:
[あたまのなかでグルグル考えながら] 後小松の帝の9年? それって... それって、1392年!?まさか... そんな馬鹿な... [藤原に] えっと、頭を打ったようで... 未だにクラクラしてるのでございます。たぶん、お名前もお聞かせくださったことと思いますが、ここはいったい何処なのでしょうか?

藤原:
[後ろに下がって、恭介の狭まった両目を見ながら] 藤原正子と申す。大和道を京都から馬で三日ほど来たところだ。ここから馬で1、2刻ほど行くと三日市という邑がある。そこへ向かっていたところだ。京都の方角になる。
[訳者注:低級貴族とはいえ、この時代の貴族の娘がいきなり本名を教えるはずはない。だが、彼女は血筋が貴族というだけで、むしろ武士に近いじゃじゃ馬、という設定になっている。「ピックのまどか」の室町時代バージョンみたいなところだろう。]


ここまで翻訳済み。 The text below isn't translated still ...

恭介:
Did...did you say 藤原 正子? [(独り言)] She's the one who assassinated the 将軍! M...masaka...this can't be happening!

藤原:
Did that hit on the head damage your ears as well? [Sniffs the air.] What is that smell? [Walks up to Kasuga and looks down. A damp stain begins near his right pants pocket and extends downward.]

恭介:
[Turns red, puts his hand behind his head.] I...I thought it was a bit cold.

藤原:
[With a slight smirk.] Hrumph! [Sheaths her sword.] Your story is the most preposterous tale I have ever heard. Still, I have never been that far north, so I will give you the benefit of the doubt. It appears you are harmless enough. Since you seemed to be so helpless, you may accompany me as my servant for now. I will protect you in exchange for your service. Come, my horses are tethered around the bend.

恭介:
[Bows.] It is an honor...[(独り言)] Looks like I have no choice...[Glances back at the six bodies lying on the road, and pales; the full impact of what he has seen begins to affect him. He clamps one hand over his mouth.]...I...I think I'm going to be sick...

[藤原 turns and quickly draws a dagger. Kasuga freezes, then swallows noisily.]

藤原:
[Quietly.] There may be danger on the path ahead. [Hands the dagger and its sheath to a surprised Kasuga, who handles them gingerly.] Take this just in case.

恭介:
[Staring at the blade and turning it over.] It...it seems quite sharp...um...[Attempts to sheath the dagger*, but inserts it upside down. The dagger jams and does not budge.]...ah...

*Japanese blades were mostly single edged and as such were not symmetrical

藤原:
[Incredulously.] Are you real? [Grabs the dagger and sheaths it properly.] On second thought, perhaps I should keep this. [Shakes her head.] Didn't Lord Tokugawa teach you how to handle weapons properly?! Honestly, you are no better than some of those incompetents at Court...[Her voice trails away; she pauses, then abruptly turns and walks away.]

恭介:
...

[Cut to a few hours later. 藤原 and Kasuga have dismounted; leading their horses, they are trying to ford a stream. Kasuga has changed to medieval clothing, wearing a short jacket with baggy breeches, but conspicuously still wears his tennis shoes.]

恭介(ナレーション):
After she loaned me clothes and her pack horse, we headed for the nearest village, Mikkaichi. About an hour later, 藤原 insisted on taking a shortcut through the forest, to avoid a particularly bandit-ridden stretch of road. I didn't think she'd be the type to avoid confrontation, but she seemed to be in a hurry to reach her destination... unfortunately for me, that meant riding through the wilderness.

恭介:
[Staring at the swift current and slick rocks.] ...

藤原:
[Looking back.] Well? Are you waiting for the water to stop?

恭介:
[Hand behind head.] Ah, n...no.

[Kasuga tentatively steps on a rock over which not much water is flowing. His shoes and socks are soaked anyway; deciding he's not going to stay dry, he blithely sets foot on another rock, slips, and promptly falls on his behind.]

恭介:
Ite!

[The horse Kasuga was leading nods its head, almost as though it were laughing. 藤原 looks on with exasperation and shakes her head.]

藤原:
I am glad we are not trying to cross a river...I would probably be forced to throw you across. [Sarcastically.] I suppose you need someone to hold your hand?

[藤原 steps into the stream, and stretches out her hand. When Kasuga takes hold of it, she pulls hard, and he sails onto shore. She then leads Kasuga's horse as well as her own across the stream towards him.]

藤原:
Come...I do not think there are any more puddles for you to fall into.

恭介:
[Sheepishly.] H...hai, my lady...

[Cut to half an hour later. 藤原 and Kasuga are seated near the stream's bank; the early afternoon sun reflects brilliantly off the water's surface. The unsaddled and groomed horses stand tethered to trees in the background. While 藤原 sits on a light, folding camp stool, Kasuga sits beside her on the ground.]

恭介(ナレーション):
After traveling a bit downstream, 藤原 decided to make camp in order to rest the horses. Commanding me to just stay out of the way, she insisted on handling the horses herself, which was a relief since I didn't know the first thing about it...the gentle way she stroked and groomed them was a stark contrast to the 藤原 I saw earlier...a contrast I couldn't understand. Fortunately I did know how to unpack supplies. 藤原 must be used to traveling alone...she rarely spoke except to give me orders.

恭介:
[Tries to start a conversation.] You have beautiful horses, my lady...you take very good care of them...

藤原:
[Looks up at him, her eyes reflecting the glittering stream.] Yes...I do my best. I do not allow just anyone to handle them...a good horse is like a good friend, as my riding instructor once said...[Drifts into silence and stares at the water.]

[The bubbling stream and an occasional bird cry lend a peaceful tranquillity to the scene. Sparkling motes of light dance upon the stream's surface.]

藤原:
[Softly.] Musashi?

恭介:
[Looks up, startled at her voice.] Y...yes, my lady?

藤原:
Do you ever stop to consider...what will become of us?

恭介:
[Confused.] Er...

藤原:
This stream, and the forest, have been here for hundreds, perhaps thousands of years. They will continue to flourish, long after we are nothing but dust...they care not what happens around them. In your own little corner of the world... in Sendai, do you ever think of how future generations will remember us, if at all? [Looks up at the sky.] They may remember our Emperors and our battles...but will they remember our emotions...our triumphs...our tragedies...our loves...our lives? I think not...I barely remember my grandparents, and my great-grandparents not at all...

恭介:
[After long pause.] I...I am sure that someone, somewhere will remember, my lady...[As the camera pulls back we see that Kasuga has unconsciously moved closer to 藤原. He reaches for her shoulder.]

藤原:
Eh? [Looks back down, and her face hardens.] What are you doing?! [Pulls back her hand. We see speed lines etched in the background.]

<SLAP!>

恭介:
[Falls flat on his back.] ...!!

藤原:
[Angrily.] Such manners...do not approach me like that again, unless you wish to be struck by blade instead of by hand! Hmph...[Walks up to Kasuga, who is slowly rising while holding his face. We see a red outline of a palm on his left cheek.]...are you all right?

恭介:
[Bows.] H...hai, my lady...I am terribly sorry...

藤原:
[Stares at the palm print. Her face loses some of its hardened edge.] I suggest we move on, then. I wish to reach Mikkaichi before nightfall. [Turns away.] Let us depart, Musashi.

恭介:
Hai, my lady...[(独り言)] I'm glad I didn't lose any teeth...what was I thinking of doing?


[COMMERCIAL BREAK.]

[Scenes of the bustling metropolis of MegaTokyo.]

Voice-over:
The World-Class city of MegaTokyo, where the night action is superb and the ladies are hot! A shopper's paradise, but no trip is complete without a visit to Silky Doll Lingerie, where the high tech of today meets satin and lace...

[Cut to the interior of Silky Doll. Sylia rings up a purchase while Priss and Linna check out the latest designs. There's a scream, and Mackie flies out the changing room door, followed by yells of "Hentai!".]

Voice-over:
Whether you're looking to treat yourself or getting that special gift, Silky Doll is the place to go! But if you go, bring your pet boomer, hardsuit and your Visa card, for at Silky Doll, the fashions are sleek and sexy...

Nene:
[Pops up smiling from under the counter and flashes a "V".]...but we don't take American Express!

Voice-over:
Visa, it's everywhere you want to be!

[Writer's note: Standard disclaimer.]

[END COMMERCIAL BREAK.]

[Cut to early evening. 藤原 and Kasuga are slowly riding through the outskirts of a small village.]

恭介(ナレーション):
We had been riding for several hours. I was still shocked by all the violence I had seen...even though they were bandits, those were real men who had died. As I looked at 藤原, though, I couldn't help but admire her deadly beauty. There was something noble, yet very sad, about her countenance...I couldn't figure out why, but I began to doubt that she was the assassin that killed the 将軍 like 福井先生-sensei had said...

[Fade to earlier that afternoon. 藤原 and Kasuga are back on the road, riding side by side through a lighter forest. The beautiful autumn foliage rustles with the wind, and leaves swirl in the air.]

恭介:
[Remembers something he'd been meaning to say.] I have not yet thanked you, my lady, for saving my life.

藤原:
It was nothing...[Looks away, and almost to herself.] Besides, you remind me of someone I know...

[Fade to four years ago. The edges of the screen turn opaque, and the voices echo as if coming from far away. A fifteen year old 正子, wearing a beautiful red and gold kimono, is being chased down the hallway of a large, opulent home by a soaking wet young man wearing a traditional blue-grey kimono and winged jacket. The camera is behind the man, and we do not see his face.]

Man:
Come back here, 正子! I will have my revenge!

藤原:
[Laughing while looking back.] Catch me if you can, Kiyomori! Hahaha...

Kiyomori:
[Steps in a wooden bucket and falls on his face.] Aaaa...<thump>...ite!...[Holds his head.]

藤原:
[Turns around to face the camera, chuckling.] Really, Kiyomori, you are the clumsiest and most incompetent person I know! [Helps him up.] But...I love you just the same.

Kiyomori:
M...正子...

[Fade back. The camera focuses on Kasuga's confused face.]

恭介:
[Not sure if he heard correctly.] ... [Then after a long pause.] May...may I ask what your business is in Mikkaichi?

藤原:
I suppose there is no harm in telling you. I am tracking a man called Akumu*. He is an assassin of no small skill. Two years ago, he killed my father. [Clenches her fist.] I swore I would kill him...I will never allow him to kill again. So far, I have foiled his other assassination attempts...but he himself yet eludes me. I have reason to believe that his next target may be in Mikkaichi.

*nightmare

恭介:
I see, but...

藤原:
Enough questions, Musashi. Come, let us ride faster. [Urges her white mount into a trot.]

恭介:
W...wait! [His bay mount begins to trot, but his foot slips out of the stirrup.] WAAaaaaaa...[He falls, hitting his head on the dirt road.] ITE!

藤原:
[Turns her horse around and trots it back to the prone Kasuga.] Are you all right? [In an irritated tone.] Hmph, let me guess. Lord Tokugawa didn't bother to train you to ride horses either?

恭介:
Ahh...[Hand behind head.] M...my head still hurts...

藤原:
Well, if you keep on falling like that you could be dizzy for the rest of your life.

恭介:
H...hai, my lady...[(独り言)] I should have time-slipped when I hit my head...what's going on with my power?

[Fade back to the present evening. 藤原 and Kasuga have reached an inn. Mikkaichi is a small village, comprised of fewer than two dozen small structures. The largest buildings are the inn and the magistrate's home. The buildings are made mainly of wood, with wooden walls and wood and paper doors. The streets are deserted and dark except for the light from a few paper lanterns and the internal lights of the buildings.]

藤原:
I will find us a room and a hot meal. You handle the horses. [Tosses the reins to a surprised Kasuga and dismounts.]

恭介:
Er, hai...[(独り言)] Shoot...now what am I supposed to do? [Hears 藤原 enter the inn, talking with someone.] Err...

藤原:
[Exits the inn and is surprised to see Kasuga still in the saddle holding the reins.] What are you still doing there!? Are you not familiar with the care of horses? They need to be unsaddled and fed and...[Pauses in frustration.] Musashi, you are most incompetent and unreliable person I have ever...[Pauses as her face softens for an instant, then hardens again.] Never mind. I have secured rooms and a meal. Let the inn's servants handle the horses and baggage. They at least know what they are doing. Come with me.

[As Kasuga dismounts, three men rush out of the inn to tend to the horses.]

恭介:
H...hai...[Walks through the door and removes his shoes.]

藤原:
It is unfortunate I did not have a spare set of shoes. I suppose those strange Chinese shoes of yours will have to do.

恭介:
Yes, my lady. [(独り言)] Chinese shoes my foot! These Nikes were made in Korea and they cost me a fortune...

[Cut to an hour later. 藤原 and Kasuga are seated in a small tatami-floored room, eating. The room is bordered on all four sides by plain shoji*, and a small, low table sits between the two. On the table are dishes of fish, pickled vegetables, and rice. 藤原 has changed into a plain grey kimono, with two swords thrust in her sash.]

*Wood and paper wall divider used in a traditional Japanese house or room.

恭介(ナレーション):
It was then that I figured out what had happened to my power. I must have exhausted all of it in this colossal time-slip...after a good meal and some quiet rest, I figured my power should return. Unfortunately, it didn't seem like I was going to get any of both...

恭介:
[Poking at the brown, gritty rice suspiciously.] Ah, 藤原さん, this...this seems to be a fine inn. [Notices 藤原 doesn't have much of an appetite.]

藤原:
[Looks up at him.] Inns like this are rare, but they are becoming more and more numerous. We are fortunate that this road is well used and that we are so close to Kyoto. I am familiar with this road through traveling it with my father...[Trails off into silence.]

[Fade to two years ago. 藤原, wearing a violet and white kimono, walks through a traditional garden. The cherry blossoms are blooming, and we hear the gentle murmur of a stream. She carries an open fan, depicting cranes* flying above a silver sea, with the golden sun in the background. She walks to the house, and opens the shoji. A scream pierces the tranquil air. In slow motion, the fan drops out of her hand, falling into a pool of blood next to her father's decapitated body. The red liquid spreads across the fan, blotting out the cranes and staining the sun. A knife with a note attached is thrust into the tatami floor. As the wind whistles through the room, the note flutters and we see a red mark imprinted on it...the kanji for Akumu.]

*Motif-the cranes represent her innocence and gentle nature

[Fade back to the present.]

藤原:
[割り箸を割って、ふと立ち上がり] 来い、武蔵、外を歩こう。

恭介:
へ? オレ? なんで、藤原さん?

藤原:
私は馬を寝かせる前にいつも調べるんだ... 次に[恭介の上着をつかんで]命令について質問したら承知しないぞ![恭介を押し飛ばして、引き戸を引いた]

恭介:
は、はい、藤原さん!

[外。不気味さすら感じさせる満月の冷たい光が建物に降り注ぐ。なにも微動だにしない、静けさ。 藤原 と恭介は厩へ向かっている。突然、音を立てて飛んで来た矢が厩の壁に刺さり、 藤原の頭をかすった。]

藤原:
[しゃがみ込んで、刀の柄を握りながら] しゃがめ!

恭介:
[恐る恐る] 矢だ! 誰かがオレたちを殺しに来たんだ!

藤原:
[ゆっくりと立ち上がりながら] いや、殺しに来たんだったら、もうとっくに殺しているさ。[壁から、忌々しくとげの付いた(barbed arrow)を抜く。それに巻かれた紙片が付けられていた。藤原はその矢文を丁寧にそれを広げ、読んでいる]

恭介:
な、なんて書いてあるんだ?

[カメラは藤原の肩越しにpanする。矢文の下の方には見慣れた赤い印があった。(a familiar red mark.) 振り返って、決意に満ちた表情で]

藤原:
[矢文を破きながら、冷たい目で] 奴の... 悪夢の仕業だ...

恭介:
[大きくつばを飲み込み、彼の髪は寒風に揺れる] ...

[数分後のシーン。藤原は彼女の部屋の戸を引いて、恭介を後ろ向きに引っ張って中に入った。お膳は既に下げられており、床に布団が敷かれている。]

恭介:
ねえ、藤原さん、なんて書いてあったんですか? 今晩、また襲ってくるんですか?

藤原:
いや、大丈夫だ、武蔵。悪夢のねらいは私で、お前じゃない。 私としては、明日の対決のために休まなくてはならない。[ 障子の後ろにより小部屋を指しながら]お前もそこで眠ってよいぞ。 おやすみ、武蔵。

恭介:
お... おやすみなさい、 藤原さん. [障子を開けて藤原の方を伺い、再び閉めて、もたれかかりながらの独り言] まったく、なんて日なんだ! はじめに盗賊に殺されそうになるし、それからま……、つまり、藤原が2回も斬りつけてくるし、 最初なんて幼稚園以来漏らしちゃって、そのうえ今、暗殺者と戦ってるなんて![溜息。] 認めたくはないけど、退屈な歴史の授業の方がましってもんだ! [布団に座って、暗闇の中で服を脱いだ。] なぜ…… え? [藤原の部屋の方を見つめると、藤原が蝋燭に火をつけて脱ぎ始めた。藤原の体型が忠実に障子へと映し出される。] えへへ...[それを少し御しして、すぐにその時やましげに目をそらした。] うぅん、もしカワイイ女の子と同じ部屋だったら捨てたもんじゃないよな。

[その夜遅く。 藤原は布団のなかでねじれたり寝返ったりしており、見るからに夢の中でうなされているようだ。フェードアウト。]

[寺の庭で葬式が行われているシーンへフェードイン。白い着物とかぶり物をつけた藤原が父親を荼毘に付すべく火を付けている。後ろに下がり、炎が燃え上がり、一筋の涙が彼女の顔を走り落ちていく。]

[同じ日のその後。同じ白い着物を着た藤原が家の庭をうち眺めている。ライトブルーの着物と翼のあるジャケット(winged jacket)を着た侍が彼女の後ろから歩み寄ってくる。その侍の声は、視聴者も知っている、清盛の声である。]

清盛:
[心配そうに] 正子, お前と儂は来月婚礼の儀を迎えるはずじゃった。儂の父はどうしても藤原氏の助力が必要なのじゃ。儂らの結婚は二つの家の結束を固めるものになるのじゃ。[間をおいて] お前が父を失のうて辛いのは分かる。あの方は... 善い方じゃった... 思いやりがあった。お前が死ぬほど敵を討ちたく思うておるのもよく分かるが、悪夢を討ったとてお前の父上が戻ってくるわけではない! 正子...

藤原:
[モノトーンに] 帰れ。

清盛:
聞くのじゃ、頼む! 儂の父が言うておった... お前を浪人姿で、しかも女浪人として、田舎を歩き回らせるわけにはいかんのじゃ! 田舎の民は何というておる? 儂の一族は都の笑い物ぞ! 頼む、正子... 止めてくれ。お前の父上はもう死んだのじゃ。儂らの愛もそのために潰えてしもうたのか? [手をさしのべて] 正子、すまぬ。だが、お前に選んで貰うしかないのだ... 死人のために敵を討つか、儂の一族の領地へ戻るかを。

藤原:
[振り返らない] ...

Kiyomori:
[手を落とし、溜息をついて] 分かった... もう、とうに決めておったのじゃな。す...[はっきりと]... 健やかに、良き人生をな、正子... どちらも無理だろうが。 さらばじゃ...

[現在に戻る。飛び起きる藤原。]

藤原:
[独り言。] 儂が悪かった、清盛... お主はどこの地にあっても儂のことを許してくれてはおるまい... だが、仕方なかったのだ...

[恭介のカット。恭介も同様にうなされている。]

恭介:
[眠りながら、むにゅむにゅと何か言っている。] まどか...まどか...

[暗転。まどかが砂漠のような、近代の夜の街を歩いている。]

まどか:
[呼び出すように] 恭介! 恭介! どこにいるの? 探しているのよ... 恭介!

[1ブロック先に恭介の姿。恭介はまどかに声をかけるが、まどかからは姿も見えず、声も聞こえないらしい。突然、黒雲が表れ、黒の頭巾とサングラスをつける。恭介は刀を抜き彼女に襲いかかる。]

まどか:
[着物を着て、藤原のような姿] きゃあああああ!

恭介:
[中世の着物姿] まどか! まどかあああああああ!

[駆け寄るが、まどかは地面に倒れている。場面が変わる。畳の間にいる二人。]

黒い人物(Black figure):
また勝った。あの女は死んだ、将軍も死んだ、そして将軍の死についてあの女に濡れ衣を被せれば、あの女の一族はただじゃ済まんだろう!

恭介:
くそっ!!!

黒い人物:
[すぐに恭介に気づいて] 遅かったな、お前さんよ。とっくに手遅れなんだよ。

[フェードバック。恭介が冷や汗を垂らして起きる。]

恭介:
[(独り言)] わぁぁぁ!...はぁ...なんて気味悪い夢だ! [後ろに横たわり、その数秒間ぶっきらぼうに考え込んだ。] だが、待てよ... もしこれが予知六だったら... 藤原が将軍を斬らなかったとしたら! 濡れ衣が被されるのを...オレがくい止めるには...でも、どうやって? まどかはオレを探しているし... もし藤原を守るためにパワーを使ったら、おじいちゃんが言ったように二度と現代に戻れなくなる! ちくしょう、どうしたらいいんだ?...あれ?

[恭介は障子の間の方を見つめている。障子越しのかすかな月光のなかに、 恭介は正子の部屋を足音もなく通り過ぎていく人影を見た。 突然、人影は立ち止まり、長く細い物体を振りかぶった...刀だ!]

恭介:
[(独り言).] ま、まさか! 藤原じゃなくて...奴か! 奴が藤原を殺ろうとしてるのか! どうすりゃいいんだ?!? [立ち上がり、とぎれとぎれの声で、膝をふるわせながら] ふ...ふ...[大声で] あぶない!

[つづく...]


END CREDITS

Writer/Historical Researcher            Quincy S. Huoh
New Characters Designer/Co-writer       Stephen Tsai
Doujinshi Artwork                       Tony Jung
Pre-readers                             Harold Ancell
                                        Robert Carragher
                                        Robert DeLoura
                                        Brian Edmonds
                                        Peter Van Overen
                                        Eric Shen
                                        Rika Takebe
Very special thanks to                  Hitoshi Doi

A tip of the hat and a deep bow to      Matsumoto Izumi for starting 
the whole thing
If I left anyone off, my apologies. Any mistakes/embarrassing faux pas are entirely my own. If there is anything here you must flame, mail them to stsai@netcom.com.

Thank you for taking the time to read this episode of my series. I have the next episode in the works.

Hope you enjoyed it and thanks again!

For the new readers: I'll be doing character profiles, major location descriptions, and situation updates on a rotating basis for each episode. If there is a particular character, place or event that you would like to know more about, and it is not being covered, don't hesitate to email me and I will send you either a note or a copy of the episode it is introduced.

(以下の文章は原文を忠実に訳したものですが、いくぶん間違っているよう に見えますので、疑いながら読んでください。) Focus on 藤原 正子: 彼女は実在の人物ではありませんが、藤原氏は平安時代 (794-1184年)に歴代の天皇の裏で権力を操っていました。14世紀から天皇の権力 とその遺稿を借りた藤原氏の権力は著しく威光を失い、実権は個々の戦国大名と 将軍のものとなっていった。

しかし、女戦士は中世日本においてほとんどいなかったようであるものの、多く の女性が特に長刀(なぎなた)に通じていたのも事実である。おそらく、もっと も有名な女戦士は巴御前であろう; 彼女は平家物語の中に登場し、源義仲の妾 として転戦した。 美貌と勇敢さのみならず、1184年の宇治川の合戦では義仲と ともに Remarkable for her beauty and courage, when all was lost during a battle along the River Uji in 1184 she insisted on remaining, "I want to fight the last glorious fight with you." Faced with a powerful enemy warrior, she flung herself upon him, dragged him off his horse and killed him. Yoshinaka was slain in the battle, and although Tomoe's fate is uncertain she was generally believed to have retired to a convent, praying for the good of her departed lover's spirit.

[Translator's Note] Taisuke ITONO
(訳者あとがき:    糸野 泰輔)
 足利義満(1358-1408、在職1368-1394)は、流行病で死んだといわれている し、南北朝の合一は1392年の話である。すると、この話は少なくとも1392年な いしはその直前のことである。
 早い話が、17〜18話はきまオレカレッジ版バックドゥザフューチャーである。 だから、17話にでてくる年号は信じてはいけないし、これから恭介が18話で 正確な?年号になおしてくれるから、お楽しみに!
 あと、whumpという擬音がでてきたので、ザッとかドッといった感じで訳したのですが、 これでいいのかどうか... ご存じの方はお知らせください。


Previous Episode Next Episode
Back to KOC Summaries


This page has been visited by people

Mailbox
Changes last made on: Wed Jan 28 13:22:04 1998